若い娘たちの作品情報・感想・評価

「若い娘たち」に投稿された感想・評価

石坂洋次郎原作で1951年に東宝で映画化されたものをリメイクした作品

まず感想から
個人的にはこういうのすっごい好き!みんながみんなハッピーになる映画
何しろ登場人物のほとんどがくっつく、何て狭い世界なんだろうって思うんだけど、もう少女漫画みたいな世界なんだけど、それでも好きです
そしてやっぱり出演者が良いんですよねー、主演の雪村いづみって映画の中でしか知らないんですが、今まで見てきた中でベスト
ツンツンしてる性格、ショートヘアーもその性格に合っていて魅力的
その妹役の笹るみ子も元気でかわいらしくてグッド!気になって調べたらまさかのなべやかんのお母さんなんだってw

簡単なあらすじは
下宿に来た学生さんとそこの娘さんがデキちゃうってだけのお話

雪村いづみは5人姉妹でいずれも美人ぞろい、すでに姉3人は下宿に来た学生さんとくっついて家を出ています
これはお母さん三宅邦子の作戦でもあり、次は当然雪村いづみの番
なんですが、そんな定番なのイヤ!と雪村は反発して意地でも下宿人とは結婚しないと決意する

一方下宿する学生たちの側でも雪村家の貸間ありの広告を見てわくわく、何しろ美人の家系なので争奪戦
つまりどっちもそのつもりみたいな変な生々しさがあったり
その辺りを面白おかしく楽しむ映画です

他に脇役では水野久美、加東大介&沢村貞子夫妻(なんか見覚えのある組み合わせw)、上原謙、ミッキーカーティス、沢村いき雄あたりが有名どころ
そして最後に、、、ノンクレジットでまさかの出演者がラストシーンに登場する!
この後ジャンケンに勝って水野久美とくっつくのこの人じゃん!ってね
mingo

mingoの感想・評価

4.1
増村の傑作「最高殊勲夫人」に匹敵する初期喜八の傑作。傑作量産年59年より一年早い才能の目覚め。邂逅
もた

もたの感想・評価

4.1
岡本喜八版『最高殊勲夫人』
増村監督の削ぎ落とされた演出に比べて、もちろん喜八監督はその真逆、無駄な演出で攻める
女性側の張り紙、男性側のじゃんけんの反復とあいこのグルーヴ感、若いミッキー・カーチスによる大学祭でのミュージカルが、恋の炎を点さないことに好感が持てる
nagashing

nagashingの感想・評価

3.0
「わたしを好きにならないで」と牽制するヒロインだが、この手のラブコメはもう出会った瞬間からおたがい意識してしまっているわけで。勝気・ツンデレ・常時ジト目の雪村いづみを、あの手この手で素直になるよう追いこんでいく78分。この短い時間で3バカ3人娘3家族を不足なく活写し、チャチャっと複数カップルを成立させていく手さばきも才気煥発。学祭の光景は隔世のせいかいろいろ気が狂って見える。
岡本喜八作品にしては珍しく女性陣がメイン、しかもラブコメ。
喜八と言えば『暗黒街』シリーズのギャングもの、『愚連隊』シリーズなどの戦争アクションもののイメージを持たれている方も多いだろうが(自分もそうだが)、実はそれらより以前に『結婚のすべて』、『若い娘たち』、『ある日わたしは』に連なるラブコメものを撮っていた時期があったことは喜八フィルモグラフィにおいてあまり知られていない。
『若い娘たち』はデビューして二作目にあたる。
原作・石坂洋次郎と脚本・井手俊郎のコンビで引き続き監督した『ある日わたしは』に比べると、テンポもよく、役者もうまく、見目麗しい女優さんの数も多い。雪村いづみ、笹るみ子、野口ふみえ、水野久美、皆さんお美しい。スチールとか売ってないだろうか・・・。
喜八のデビュー作『結婚のすべて』で、近代的な恋愛観を持ちながら案外古い貞操観念を持っている主人公を演じた雪村いづみが、本作でも同じキャラを演じており、理屈を早口に快活にしゃべる様子はどこか愛らしく、気持ちがいい。
「屁理屈こねてないでやりたいようにやりなよ」という主張もデビュー作と同じで、「慣習に従う=大人になること」という現実の苦味もあるが、後味爽やかでスカッとする快作になっている。まあ面白い。
しかし残念なことに、VHSはおろかDVDも存在しない。自分が見たフィルムはところどころコマが欠けており、そんな保存状態からすると恐らく今後のパッケージ化も望めないだろう。実に惜しい映画。だから、上映会やっていたら絶対に見に行かねば!
岡本喜八の初期作の中でも結構好き。『結婚のすべて』(最高すぎ)同様、雪村いづみはお転婆で、現代の恋愛観に否定的な意見を持った女性を演じている。ミッキー・カーティスが歌う場面が謎だったけれど、『真田風雲録』でも歌ってたからなあ笑。