中平康の北原三枝観る
女子大生が書き芥川賞候補にも
なったそうな小説が原作。当時
の若者の反旧社会、反旧家制度
からの虚無感漂う陰な映画
ネチネチした母と寡黙なのか無関心なの
かの父、母にべった…
北原三枝の鬱屈としたモノローグの嵐。
拗らせた思春期の日記を読んでるようで気恥ずかしい。
諸々乗り越えたハッピーエンドに向かうかと思いきや、あまりにも唐突なラストにあっけにとられてしまう。
典型的…
導入として簡潔すぎるオープニングカット、印象的な焚き火のシーン、ベッドによって分断された二人という構図など印象的な箇所は上げられるんだけど、そういう映画ということでもない。ショットがどうとかそんなこ…
>>続きを読む一年前の或る夏の日、虚無感に襲われた三橋達也と北原三枝が岸辺で出逢い、お互い親近感を抱くが別れ、或る時、北原の姉小薗蓉子との見合いの場で思っても居ない再会を果たす。三橋と北原の吹っ切れない関係に異母…
>>続きを読むラストシーンからはじまる冒頭。高飛車で気高く激しい三枝サイコーに痺れる🔥高慢な三枝に傲慢な三橋達也。。ヘッセの詩を朗読する若いツガーさんの口元からのうなじショット、揺れるカーテン。耽美だけど理屈捏ね…
>>続きを読むずっと観たかったやつが遂に観れた。絶叫と大波から始まるオープニングから掴みは最高だし、中平康がまだまだ映画に対してちゃんと向き合っていたであろう時の作品というだけで観れて嬉しい(偏愛)。
指を咥える…