こりゃすげえ。映像とは点滅の直線運動であるとつくづく感じる。とくに岸井ゆきのの動き、顔が生と死の連綿を描きドラマティックになっている。そのためにカメラが見続けることへ価値が生まれる。これぞ映像の奇跡…
>>続きを読む三宅の映画は基本的に「映画的」と呼ばれるような照明や画面の奥行き、運動の切り取り方が為されているが、自らの嗜好的な側面でショットを理想の構図にするために、外部の人間に負担をかけるような選択はとってい…
>>続きを読む音楽がないので
靴と床の擦れる音
スパーリングの軽快な音
縄跳びが床に鞭打たれる音
とにかくすべての音が心地よくて、
同時にこの音がケイコには
わからない世界なのか、と。
三浦友和はほんと良い俳優…
ミット打ちの音響がよくてケイコはこの音を耳にすることなく試合をしているんだなと思い知らされる
聴覚障害のため
ボクシングの最中に
耳を澄ますのではなく
目を澄ますケイコ
最後の辺り、会長と一緒に鏡…
ただの経過に過ぎない現状というのが常に画面に示されている。時間あるいは場所の消費としての横線がところどころに存在していた。画面を横切る電車や車、自転車。
ケイコの日記を会長の妻が読むシーンで、最初、…
ミットを打つ音、アナログな筋トレ器具の金属が歪む音、ジムの床が軋む音。ケイコの世界とは対照的に、音で溢れているフレーム。強調される生活音と環境音。何より驚嘆するのは実景の使い方。リズムを構築する要素…
>>続きを読む©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS