友達やめた。の作品情報・感想・評価

友達やめた。2020年製作の映画)

上映日:2020年09月19日

製作国:

上映時間:84分

あらすじ

「友達やめた。」に投稿された感想・評価

心に響く作品。受け入れること、歩み寄ること許すことがなかなかできないドライな現代に、発達障害や心の病気を持つ人、その家族には優しい世界になる未来が感じられたんじゃないでしょうか。尊い作品でした。なんて、ずっとまぁちゃんにイラついてましたが笑。よい映画でした。
ぽん

ぽんの感想・評価

4.4
久しぶりにドキュメンタリー映画をみた、、、ものすごくよかった、、、

私も、コミュニケーション手段のひとつとして手話を学んでみたいと思った。
もしかしたら、言葉で伝えるよりも伝わることや伝えやすいことなあるかもしれない。
帰りに図書館か本屋さんで本を見てみようと思う。

マイノリティ同士だからといって、分かり合える訳ではない。嫌なこともある。
「性格」と「アスペ」の境目はわからない。それもひっくるめてひとりの人間。

大きすぎる音が苦手、急な変更や臨機応変な対応が苦手、電話が苦手、心配だからたくさん準備をする、何かの答えを探し続けて本を読み続ける……などなど
まぁちゃんやあやちゃんの悩みや葛藤は、私が抱えているものと近いものがたくさんあって共感したし、勉強になることもたくさんあった。

相手がアスペだから(?)我慢する、優しくする、いい人で居続けることに限界を感じたあやちゃん。
自分らしくいるために、一度「友達やめた。」そう考えたからこそ、"私の常識とあなたの常識"は違うよねというところから新しい"二人の常識"を対話して考えていくことが良かった。
二人の関係性はとても美しいし、尊敬する。
ころり

ころりの感想・評価

3.6
ニコニコお付き合いの「友達」をやめて、真正面から向き合う「友達」になる。

「なんで私にとって嫌なことをするんだろう」と理解できないことをグルグル悩んで不満としてぶつけるのではなく
「私たち2人の常識をつくろう」とお互いが歩み寄ることが距離感を詰める時には不可欠だなと。
その結果、納得や解決には至らなくてもより呼吸がしやすい関係になっていくのかも。

アスペの友人との付き合い方を考えていたところなので、見れてよかった。
今村彩子監督作品

人を見て、対話することでしか生まれ得ないものを繊細に表現している。今村彩子監督が自身の弱みを曝け出す作品でもあり、彼女にしか撮れなかった作品である。

友達やめた。という言葉
きつくも、軽やかな響きは監督が導き出した答えであり、答えになっていない。それがまさに友達関係を表している。

人と一対一で向き合い、その人を知ろうとすること。それが奇跡を起こすこともあるし、たとえ奇跡が起きなくとも、会話を続けていこうと思える。
cursnufkin

cursnufkinの感想・評価

3.9
ちゃんとお互い向き合っている2人がとても素敵だった。
自分は相手を枠にはめて見て自分は悪くないと言い訳してずっと生きてきたと思う。
それって楽だけど全然楽しくない。
2人に大切なことを教えてもらったと思う。とても感謝している。
かむ

かむの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

元町映画館さんの鑑賞券を頂いたので観てきた 👀

最初のうちはぶつ切りの画面が苦手やったけど、このリアルさに惹かれていってた

"アスペだから"って発言がすごい嫌やった この言動をそう捉えられるなら私だってアスペじゃないんかな?って思う部分もあったし、いただきますとか気持ちを上手く言葉に出来んのだって育った環境で違うのになぁってもやもや

最後はまるくおさまって良かったよかった
maho

mahoの感想・評価

4.0
「私はまあちゃんではなく、アスペを撮っていることになる」
観終わってからずっと、心に残っている言葉。

すごくよかった。さらりと、集中力が途切れることもなく観られる構成だから、広く、多くの人に見てほしい。

障害と切り離して個人を見るのって、ものすごく難しい。
障害は個性だ、とかよく言うけど、それだと理解できない困難さを感じた時に、その人自身を嫌いになりそうになる。障害だから仕方ないねって思った方が、お互い楽だったりすると思う。

2人がどうにかこうにか歩み寄って、理解しようと努力する姿に感動した。
こんなのめちゃくちゃエネルギーを使って面倒だし、不快な思いもしなきゃならないし、友達と呼べる人は他にもいるんだから、やめちゃえばいい。最近の自分はつい、そう思ってしまうのだけれど、ここに映っている努力こそ、人として大事なことで、豊かなことで、この努力ができる社会を作らないといけないんだなあと、考えさせられました。

玄関のドアを開けた瞬間のまあちゃん、すごくいい表情で、毎回ほおが緩みました。素敵でした。
完全には分かり合えないかもしれないし、綺麗事かもしれないけれど、分かり合おうとする気持ちそのものが大事なのだなと思った。

「わたし」(今村さん)とまあちゃんが、互いにどう思っているのか、何を考えているのか、悩みや葛藤が描かれていて良かった。コミュニケーションって難しい。
あみか

あみかの感想・評価

4.0
すごくよかった。
葛藤してる2人を見て涙が出た。
最後は、寄り添うってこういうことやん!!!ってすごく心が満たされた。
上映後のリモート舞台挨拶まで含めて鑑賞。聴覚障害者の今村彩子監督がアスペルガーの友人まあちゃんを撮ったドキュメンタリー映画。冒頭から今村監督とまあちゃんはかなり親しい様子が窺えるが、撮影を進める内にまあちゃんではなくアスペルガーの人を撮っているような自分を感じて心が揺れていく。聴覚障害者の今村監督は自分がマイノリティに属しているという意識を持っているが、まあちゃん視点からすると一般の脳みそを持ったマジョリティとなっててその経験がないためにかなおさら戸惑う。次第にまあちゃんに対して苛立ちを覚える事が出てくるのはそうした負い目を覚えさせようとするかのような見られ方への不満もあったのではないかと感じ、撮られる側だけでなく撮る側の変化が記録されたドキュメンタリーとして興味深く見れたところであった。

パンフレットには映画で取り上げられたものより詳細な日記が掲載されていて、それを読むとまあちゃんがざっくばらんに普通の人の機嫌を損ねるような事をしてるように見えても実際には深く考え悩んでいる事が見えてくる。杉田水脈の優生思想を受けて出てきた「排除でいい」という言葉が印象的で、そのままの意味ではないのだろうがこういう諦めの感情に至るのは同じASDとしては分かる気がして、ASDにしてはかなり社交的に見える彼女ですら多くの摩擦を経てきた事が察せられる。完成した映画は終盤のケンカを未だ引きずっていてまだ全部は見れていないらしくとても繊細な人なのだ。

タイトルの友達やめたはそんな繊細なまあちゃんに対して今村監督がアスペルガーだからと遠慮するのに疲れて良い人でいるのをやめる決心をした時のもの。舞台挨拶ではそう考えて心に余裕が出来たおかげで関係を見直せたと言っていた。ここでありのままを曝け出せば障害があろうと友情が築けるのだと言えればメデタシメデタシなのだけれど、パンフレットではまあちゃんが「監督の前でありのままでいる事をやめた。自分を守るために。ぶっちゃけ冷めている。監督は友達なのだろうか?」と言ってて色々と遠慮をするようになった様子も綴られているのでややこしい。監督にとっての解がまあちゃんに取っての解ではない事がこの映画を啓蒙や感動に留まらない問いかけにしている。

双方が他人が分かり合うなんて不可能と思っている様子だが、最後には今までは敢えて触れないでいたお互いの常識を一つ一つ確かめ合ってて、分かり合えないのを前提としてコミュニケーションに模範的な回答などを求めず地道に模索していく姿が描かれる。これはまあちゃんの非常識の例として挙げられる「いただきます」を言わないが障害の特性ではなく家族の習慣だったように、発達障害の人に限った話ではなく全ての人間関係に向けられた話と言える。曖昧な「空気を読む」に横着して事を済ませようとしてる日本人全体のコミュニケーションを見直してみようぜと言われてる気がしてて、個人的な映画でありながら包括してる範囲は広がりがあって多くの人に見られる意味はあるかと思う。

今村監督が今構想中の映画は敢えて自分から遠いマジョリティ男性を撮って何が見えるかと言うものだそうで、これもまあちゃんにマジョリティとして見られた事が起因してるのかなと思うと面白い所だ。こういう発想もきっと空気を読んでるだけでは生まれてはこないだろう。
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