言葉を内に秘め、誰がためでもなく淡々と生き続ける。
耳が聞こえないことは決して悪いことだと思わなかった。
静かな演出の中でひとりの生が繊細に描かれ、作中の“人間的・社会的なノイズ”の少なさがケイコの…
静かだけどとても強い、独りのようで優しい。
日本アカデミー賞で知って、観たかった作品であって、観て良かった作品。
無愛想だけどボクシングが好きで、そこを囲む人たちに馴染んで信頼している主人公。数少な…
分かりやすい盛り上がりはない。
だけど、じわりじわり広がっていく何とも言えない感覚。
この映画、好きだなぁ。
※ネタバレ
音、会話が少なく、聞こえるのは生活音やボクシングの音。
手話のシーンでは、…
感情の機微を繊細に描いていて驚嘆した。
日常の延長線上にあるような「町」や「生活」に根付いるような作品で、フィクションだけれどこの映画はケイコをはじめとしてキャラクターが現実的で生きているように感…
こりゃすげえ。映像とは点滅の直線運動であるとつくづく感じる。とくに岸井ゆきのの動き、顔が生と死の連綿を描きドラマティックになっている。そのためにカメラが見続けることへ価値が生まれる。これぞ映像の奇跡…
>>続きを読む三宅の映画は基本的に「映画的」と呼ばれるような照明や画面の奥行き、運動の切り取り方が為されているが、自らの嗜好的な側面でショットを理想の構図にするために、外部の人間に負担をかけるような選択はとってい…
>>続きを読むミットを打つ音、アナログな筋トレ器具の金属が歪む音、ジムの床が軋む音。ケイコの世界とは対照的に、音で溢れているフレーム。強調される生活音と環境音。何より驚嘆するのは実景の使い方。リズムを構築する要素…
>>続きを読む©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS