己とはかけ離れた悍ましい姿、かつ言葉が交わせないモノでも情は湧くのか。
母親の愛情を失わない様に必死な自分と重ねてしまった故なのか。
アッリに怒り自らを殴るティンヤを抱き締めたアッリには悪意は無い…
個人的にこれは女性に刺さる作品だなと思いました。
ストーリーの軸としてはティンヤの抑えられなかった自我が生まれ育ち、最後には母親の手によってこれまでの自分が殺され、自我が新たな自分となる流れでした…
鏡や色彩の使い方が印象的だった。ティンヤとあの生き物は表裏一体で、彼女の裏側にいつもいるというのが刷り込まれていく感覚。調べたところ、西洋でカラスは不吉な出来事や死の象徴として表される一方、幸運など…
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