ハナカズキ

ザ・バンク 堕ちた巨像のハナカズキのレビュー・感想・評価

ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)
3.5
面白そうな雰囲気に惹かれて鑑賞。Filmarksの平均スコアが低いことが気にはなりましたが、これはきっとストーリーが複雑なのでは?と勝手な予想を立てて、集中して鑑賞しました。見事予想は的中。と言う訳で、話がよく理解しきれませんでした😂

インターポール捜査官ルイ・サリンジャーとニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマンは、ルクセンブルクにある巨大銀行IBBCに、ある違法行為の疑惑が持ち上がり捜査に乗り出しますが、証人や手掛かりとなる人物が暗殺されてしまい…というお話です。

しっかりと登場人物の名前と顔を覚えるぞ!と意気込んでいましたが、捜査側の人物はもちろん、銀行の頭取、側近、幹部、弁護士、軍事メーカーの社長、暗殺者などぞろぞろと登場するおじさん達にとうとう頭がついていかなくなり「これ誰やっけ?」状態になってしまいました。

それでも、なんとか話について行こうと頑張ったんですが、終始面白そうな雰囲がありハラハラ緊張する場面もあるものの、ちょっと中途半端に終わってしまった印象です🤔十分理解していたら面白かったのかもしれませんが。

ただ、グッゲンハイム美術館での銃撃戦は緊迫感があり、とても見応えがありました。

ところで、この映画には元ネタの実話があるようで、かつてルクセンブルクに実在していた国際商業信用銀行、通称BCCIのスキャンダルを描いてるそうです。BCCIはマネーロンダリング、武器の密売、テロリストへの資金提供などを行い、アメリカやイギリスにより営業停止に追い込まれ、経営破綻に陥ったとのことです。

やはり実話を基にすると勝手な作り話にはできないからか、すっきりしない幕切れだったように思います。

2025-10
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