2025/12/14
未発見の怪物的作家──わりと知られている「知られざる才能」や、わりと普通な「鬼才」がいる中で、細山智明は本当に知られざる才能でマジモンの鬼才である。大学の卒業制作として撮った『…
寺山修司作品みたいな観客を驚かせるアングラ演出と小津安二郎作品のような抑揚のない喋り方や感情を顔に出さない登場人物の会話が妙にマッチして、様々な形の性愛に振り回される登場人物たちの悲喜こもごものドラ…
>>続きを読むレズに目覚めた妻により自宅を追い出されたゲイの夫(池島ゆたか)が、古き友人でもある同僚(清水大敬)の妻が、密かにソープランドで働いていることを知ってしまう。性愛の多様性を人情喜劇調に描いている、新東…
>>続きを読む傑作!細山智明監督の映画はじめてみたけど素晴らしいな。一見ふざけっぱなしのようで(実際相当ふざけているのだが)『マスター・オブ・ゼロ』S3的リリシズムに満ちてる。右往左往の性愛模様が全部引っくるめて…
>>続きを読むどう構えたって名作と言わざるを得ないアヴァンギャルドなおふざけの連続がニクい。お部屋キャンドルによる愛の儀式シーンはやっぱり問答無用に良いな…。清水大敬のセグウェイ乗ってる?と疑う謎のスムーズな移動…
>>続きを読む傑作でした。アングラな装飾とナンセンスなおどけから、(規範的でない)愛へのナイーブな信頼が滲んでいる。池島ゆたかってこんなに良い演技するんだなー。橋本杏子が、出ていった彼女のパジャマを床に広げて周り…
>>続きを読む細山智明ギャグセン高すぎる。なんとなくこういうタイプの人ってもし仮に映画監督じゃなくて別の職種に就いたとしても成功出来るんだろうなと思った。清水大敬、どこかで見かけたお顔だ…と思ったらサトウトシキ『…
>>続きを読む初期森田芳光ばりのナンセンスとサイケな映像をミックスさせたピンク映画という、一周回ってよくわからない映画だった。情報量のフルコース。実際ストーリーもよくわからなかったが、あらゆる愛の形とセックスの形…
>>続きを読む淡々と進む中に奇天烈な映像マジックを散りばめながら、奥底には人間への諦めを隠しているような。だらしない下心とデタラメな言い訳でくっついたり離れたりの人と人。それでも決定的な破滅を描かないのは、シャイ…
>>続きを読むピンクではあるけど88年なのに異性愛規範とかかなりどうでもいい感じで、クイア映画としても見直されてよいかも。バイセクシュアルをここまで主題的にしたピンクというのも珍しい。クライマックスは山本竜二さん…
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