覇王別姫/Farewell My Concubine
光と影と空気と鏡がこの世界を誰よりも雄弁に物語っている。
蝶衣はノーメイクと白塗りそれぞれに違った麗しさがあり、画面にいるときはずっと目で追っていた。
いちばん恐れていて、でも心のどこかで望んでいた…
観客への救いになるような綺麗事や理由付けみたいなものがいっさいないのが良かった
でも良く考えたら最後のあの一瞬が答えなんだな
説明くささが全くなく矢継ぎ早に時が過ぎるし、最後が一瞬すぎて「そんなあ」…
凄みのある映画だが、素晴らしいとは思えなかった。
登場人物の言動の激しさに全然ついていけない。他の香港映画ではそんなふうに思ったことはあまりないのだが、あまりにも登場人物のやることなすことに共感でき…
擬似的に口を犯されて血を垂らし、なお毅然として歌う小豆子が美しい
最後、小楼が「蝶衣!」と叫んだあと、自刃した彼に思わず「虞姫」と呼びかけてしまうなんてことはなくて、静かに「小豆子」と呟く。もし「…
©1993 Tomson(Hong Kong)Films Co.,Ltd.