このレビューはネタバレを含みます
2023 8/10
オールタイムベスト映画の一つである覇王別姫を
スクリーンで観ることが出来て本当に良かった。
初見時はとにかく衝撃的なシーンとレスリー演じる蝶衣の美しさが強く印象に残ってたけど…
ここで見る者を納得の風土に導くのは、不可視の物語ではなく、現実のスクリーンに認められる被写体である。映画館に響いてくる音と、スクリーンに推移するイメージとを、ただ現在として享受するときにもっともなま…
>>続きを読む子供が辛い環境に置かれている映画はほんとにしんどい、
中学野球で失敗するとバットで頭を小突く文化があったことを思い出した。
当時小柄ですぐに泣いてしまう弱々しい子供だった自分は逆に気を遣わせて殴られ…
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これは大傑作だな。
苦しくも美しすぎて3時間弱があっという間だった。
中国の文化、社会、人のとても深くまで描かれているなと感じた。
レスリー・チャンの演技が素晴らしすぎたな。
炎越しに顔を合わ…
「女として生を受け、男ではない」と言えたあの日から、蝶衣は芝居と現実の区別がつかなくなっていく。女郎である母親に捨てられ、京劇の女形として生き、小楼に想いを馳せる。芝居では覇王を演じる小楼を愛する…
日中戦争、文化大革命時代と激動の時代に飲み込まれる蝶衣と小楼、覇王と愛姫。
“男として生を受け、女ではない”
『思凡』という演目のこの一節、女形の演目だから本当は「女として〜」なんだけど、蝶衣(小…
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傑作。
初めて観たとき、あまりのむごさと美しさに圧倒されてしまって1ヶ月ぐらいは頭から離れなかった。
はじめの1時間(体感)ぐらいは目も背けたくなるような虐待シーンが続く。サンザシ欲しさが故に仲…
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