感想/雑記
鬱映画という括りだけでは語りたくない映画
誰にも手を差し伸べられず、救われなかった女性。あの時、あの店で彼女はもういなくなっていたんだろう。
ラストシーン、達成の歓喜と共に、今の彼…
エヴァは、もうあの時に死んでしまった
「あなたもいけなかったのよ」という言葉がそれに追い討ちをかける
自分は血を吐くように生きているのに
そんな目に遭わせた奴らは今も普通に暮らしている
のうのうと…
×復讐劇 ⚪︎鬱映画
めちゃくちゃにしんどい。けどそれと同時に映画としての出来は素晴らしすぎた。
現在パートで空白を残し、過去パートで解明していく物語構成。なぞなぞゲームの答えとオチ。少ないセリフ…
相手に好かれたくて、意に沿わないことにも手を染めたこと一度はあるはず。
すごく狭い世界で生きてる。学校の描写がないけど学校にも友達がいなかった?
幼馴染が全て、アル中気味の母と感情をコントロール…
全部が下向きに進んでいって、途中からちょっと予想し出して「でもこうなってほしくはないな…」って思ったことが全部実現して辛かった。
でも完全に四面楚歌だった少女期から、大人になってからのささやかな復讐…
物語のなかでエヴァは少しも救われない。この救われなさが、少しも救ってくれないこの映画というもの自体が、エヴァを肯定し救っていると思った。
肉屋お母さんの背中で魅せる芝居〜、あまりにもリアルで残酷で頭…
映画館で予告を観たんだったか、映画館のサイトであらすじを読んだんだったか忘れたけど、とりあえず楽しくはない映画なのは分かっていて、観ていて苦しくなりそうだから事前にネタバレ踏んじゃおっかなとも思った…
>>続きを読む伏線のはり方がわかりやすくて、やっぱりそうなりますよねぇ…という結末。
幼少期のトラウマがどれほどその後に影響するかを見せつけるために徹底的に愛を与えなくて辛い。
子供たちの間で起きた事件だけど、周…
まるでヨルゴスランティモス×ミヒャエルハネケ×ラースフォントリー!とか言われたら絶対観たくなるじゃん?
でも別にヨルゴス感は無かったような。
ハッピーエンドとかダンサーインザダークっぽい要素はあった…
加害者が反省してるかどうか
それは関係ない
心に負わせた傷は
被害者が許すまで謝り続けるべき
エヴァも同じ
故意ではないとはいえ友人の馬を殺し
謝まれないくせに
彼女を利用する
若気のサカリから…
©Savage Film - PRPL - Versus Production-2023