すべて、至るところにあるに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『すべて、至るところにある』に投稿された感想・評価

4.3

映画を共に作った監督が失踪、残されたメッセージを元に主演女優がバルカン半島を旅する物語。
なじみのないバルカン半島の国々は美しく、スポメニックと呼ばれるスペイシーな巨大建造物が印象的。
大きなスクリ…

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本当はシネマスコーレの初日に行きたかったんだけど、よんどころなき事情により行けず、平日に入ってしまったらもうダメだ…と半ベソだったけど、今日はもう、思い切って「映画休暇」をいただきました。

なんだ…

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4.7


マレーシア人 リム•カーウェイ監督のバルカン半島、3部作の3本目。
映画監督ジェイ役は沖縄にルーツを持つ尚玄、主人公エヴァ役はミス・マカオ。実際の実監督は大阪在住。現地の人たちが何人も登場するが、…

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4.5

柴崎友香のコメントにつられて見る。
そして、あまりにご都合主義な謎の展開をみるに、単純なカットバックによる追跡映画とは思えず、柴崎の小説『わたしがいなかった街で』のように想像力についての映画なのでは…

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街、壁紙の色、旅、死んだ人間との思い出、肌感触 忘れてはいけない記録をのぞかせてもらっている映画の在り方に救われる想いもある

前々作「あなたの微笑み」と同じ、映画監督の物語だけど、リム監督本人は否定していたが、絶対に自叙伝だわ!鈍臭さ、映画売れない、無茶振りはリム監督らしいから。

今回で一応、引退作とのことだけど、様々な…

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Reii
5.0

このレビューはネタバレを含みます

バルカン半島を舞台に、観るシーンが淡々と移り変わる。自分がいつ、どこにいるのか分からなくなる放浪映画。

それは、元来「歴史」のあるべき姿。断片的な史実を紡ぐ時、そこには様々な解釈の余地が与えられる…

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noelle
5.0

バルカン半島舞台、旧ユーゴスラヴィアの戦争記念碑、スポメニックを巡る映画作りの映画。
まず初めに風景あり、そこに人が立って、何か起こって即興的に作られていく場面場面を進行形で見続け、振り返ると映画が…

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babu55
5.0
低予算映画の中に更に低予算映画。
愛するスポメニック、クロアチアのスポメニックが出てこないのが残念。
貧乏感の髭面男、暑苦しい。
スレンダーな方、下腹が艶めかしい。

オープニングの東京、都会の夜景が見える高層ビルの屋上、ライトが夜空を照らしている。彼女が空を見上げると、ゆっくりとカメラが上に向けられる。その間に映画の世界へと吸い込まれていくのだ。これがラストにつ…

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