アンヘル69
「平和を知らない国による、『平和な未来』とは?」
メデジンは幽霊の街。地平線が見えない。出られない。
私には、山に囲まれてキラキラした宝石箱みたいな街に見えていたので、もうこの冒頭の…
構想されている映画は現代ラテンアメリカのホラー的想像力について色々と示唆を与えてくれそうなものだが、現実の暴力がそれを追い越してフィクションをも物理的に不可能にしてしまう。ブンミのアイツがいっぱいい…
>>続きを読むコロンビアのクィアコミュニティーで「死者が溢れて幽霊が生者と共存する世界」を舞台にした幽霊B級映画を撮ろうとしたら、オーディションで見つけた主演候補が亡くなる。監督の周りの友人も沢山亡くなり、クィア…
>>続きを読む個人的なことは政治的なこと
インタビューでのオープンクエスチョンが若者たちの未来への無力感や絶望感を浮き彫りにしていき、カメラは主観的で、なぜ監督があの子に惹かれたのか、その魅力の複雑さと深さとがよ…
最初は身を滅ぼすような破滅的な生き方にも感じた彼彼女ら。
ただ話を聞いているとすぐにそのイメージは変わり、物凄く魅力的な強い生のイメージを感じるようになった。
彼彼女らは、死が近くにあるコロンビア…
山形国際ドキュメンタリー映画祭で鑑賞。
みんな将来なんてないって
言ってたその姿、儚過ぎて美しかった。
自分の事だけでも精一杯なのに
自分の産まれてきたこの世界にも期待できない。
私には一生かけ…
かなり端正で一定の美的センスに貫かれた、それこそレフンの映画みたいなドキュメンタリー。コロンビアの不安定な政治情勢を通奏低音に、クィア・コミュニティにはこびるドラッグやメンタルヘルスの問題が、フィク…
>>続きを読むかなり興味深い作品でした。
幽霊が出てきた時、アピチャッポン『ブンミおじさんの森』やん!と一発で分かったけど上映後の質疑応答の時間でやっぱりそうだって言ってた。
色んな『境界』を取っ払った映画で、個…