"皆僕だと知ってる…"

億万長者の起業家マイナート家、一家の長アモン…野心家である一方、家族を深く愛する男…そんなアモンの趣味は狩猟…だが彼が狩るのは…

いや〜コレ好き…《大きい声じゃ言えませんが》…

上級国民のやりたい放題…

話の内容はかなりエグい…本来なら胸糞のはずなのに、爽やかに感じてしまう…なぜ？

金持ちの道楽が人狩り…やり方によってはグロテスクになりそうなんですが、そこは思いの外あっさり…

本作で唯一気持ち悪いのは、アモンが狙撃犯だと薄々知りながらも、その富のおこぼれに預かろうとすり寄る大臣や投資家たちの姿…そりゃあもうおぞましい…

社会のシステムとして組み込まれているかのようで、かなりドギツイ風刺でありながら、アモンの天才的な人たらしぶりが一種のお伽話のようなふわっとした世界観を作り上げ、痛快に感じてしまうのです…《大きい声じゃ言えませんが》…

誰が私を止めるのか。それが問題だ。

億万長者のマイナート家と、その主人アモン。
広大な敷地にそびえる大豪邸、ビジネスも絶好調。
再婚相手の敏腕弁護士ヴィクトリア、亡き前妻との間に生まれた13歳の娘パウラは美人に育ち、アフリカ系とアジア系の養女二人も元気いっぱい。
子供たちは分け隔てなく愛され、何不自由無くのびのび育っている。
まさに現代の貴族であり、上級国民ここにありのようだ。

だが、アモンの趣味は“人間狩り”である((( °ω° ;)))

公道を走るサイクリストをライフルで射殺し、その後始末を執事アルフレートが引き受ける。
（だいたい執事は何でもしてくれる）
アモンは奪った自転車に乗り、
「これが本当の“Reサイクル”だ」と歓声をあげる。(´ºωº｀)

その後も、アモンはカップルや通行人を次々に狙撃し、事件は連続狙撃事件として社会問題化していく。
だが、警察の捜査は一向に進展せず、事件の目撃者が現れても、ジャーナリストが追及しても、アモンは決して捕まらない。
むしろアモンは、自分を止めてほしいとすら言い、犯行を隠さない。
だが、誰も彼を止めることができない。
彼の妻ヴィクトリアは敏腕弁護士として、その行為を平然と“合法的”に処理していく。
誰も彼を止めない。
社会は彼にひれ伏している。( ､. .)、

今作は、こうした“上級国民”の生活を極端なまでに戯画化しながら、その異常さを突きつけてくる。
作品全体が一つの巨大な思考実験のようでもある。
予告編で示された不条理な設定に裏切りはない。
どこまでも解像度を上げてくる。

だが本作が、単なるブラックコメディの域を超え、観客の倫理観を揺さぶるのは、現実との“絶妙な近さ”のせいだろう。

例えば、2016年の大統領選中ドナルド・トランプはアメリカ・アイオワ州でこう語った。
「私が5番街のど真ん中で誰かを撃っても、票を失うことはないだろう」
実際その後、彼はアメリカ大統領に就任した。

映画内のアモンの所業と、現実の政治的狂気とが、どこかで地続きになっていると感じるのは、私だけではないはず・・・。

あなたは世界の歯車に抗えるのか？と問う作品。

以下長くなってしまったので、noteへ(´･×･`)
https://note.com/chinaco_cinema/n/nb242f4ae2895?sub_rt=share_sb

特権階級がコンプラ全無視www

ホントにこのクラスだと
下手したらこんな感じだったりして
一般ピーポーが知らんだけかも、、、

変な嫌な音が流れてたり
殺人、裏切り、汚職とか盛り沢山だ
当たり前の日常的な感覚で進んでいて
冷静に考えると狂気でした

• #25-045