桃子も、ただ「ありがとう」が欲しかっただけなんだよなぁ。
桃子も前妻から夫を奪っておきながらではあるが、それでも夫のクズ人間ぷりが限界を突破してると思う。
どこかにきっと桃子ぐらいの日常的なス…
一番印象的だったのは、「ありがとう」というワードの重要性。夫や義母からはこの一言が全く無かった、この親にしてこの子あり。
徐々に居場所が無くなり、存在意義すら無くなりかけた人生を、因果応報とはいえ…
しんどい。一緒にいてもつまらないお前が楽しそうにすればするほど俺は楽しくないなんて言われたら頭おかしくなっちゃう
チェーンソー買った時は皆殺しにでもするんじゃないかとヒヤヒヤした
いっそのことそうし…
作品全体に漂う閉塞感
登場人物すべてが何らかの閉塞感にとらわれて生きている。
主人公桃子は妊娠を機に義理の両親から新築の離れをあてがってもらい、夫真守との略奪婚を成し遂げる。しかしその直前には流…
平凡な日常に潜む狂気と愛の暴走が描かれており一歩でも踏み外すと「おかしいふりをしてるだけ。そうじゃないと本当におかしくなってしまいそう」と言いながら自分のコントロールが効かなくなってしまう。ただの更…
>>続きを読む©2013 吉田修一/新潮社 ©2024 「愛に乱暴」製作委員会