このレビューはネタバレを含みます
このレビューはネタバレを含みます
被害者でもあり加害者。
タイトルの「愛に乱暴」というのは、暴力=物理的な攻撃だけではないということ。
夫の「一緒にいてもつまらない」発言だったり、姑からの感謝の言葉がない、こんな些細なことだけでも…
不憫な中年女性の生活模様。
楽しく揶揄できるところがない。
最後のセリフ回しが素敵。
そもそも馬が合わない姑と古い家に隣居してる時点で詰んでて、さらに妊娠というトピックの絡み方がなかなかに絶望的。…
クズ旦那。
ただ、自分がしたことは自分に返ってくると私としては願望であるので、桃子も仕方ないんじゃない?って感じ。
桃子はちゃんとし尽くしてくれるんだけの、なにかうざさが全面にくるんだよ。
求め…
このレビューはネタバレを含みます
狭いコミュニティの中で丁寧に正しく生きようとするけどずっと孤独で本当に見ていて辛かった
「ありがとうと言ってくれてありがとう」
以前私もこのセリフを実際に言われたことがある
その時の彼女も同じように…
ただ真面目にきちんと生きてるのに、どんどん居場所が無くなってく感じ、見てるだけでも呼吸が苦しくなった。
生真面目だからこそ、どんどん自分を窮屈に追い込んでいってしまう主人公の生きづらさを江口のりこ…
苦しいアラフォーの姿がリアル過ぎる
自分に興味のない夫
冷たい義母
かつての思い出の猫
汚れたゴミ捨て場とボヤ騒ぎ
丁寧に作る食べられない食事
なんかもう切なくなってしまう…
江口のりこさんの素晴…
見た直後はなんとも言い難い感情だったが、後から何度も思い出してつい考えこんでしまう映画となった。
なかなかたくさんのことが起こる。それぞれが割と重い。どんどん気持ちは複雑になってゆく。が、結局結婚と…
©2013 吉田修一/新潮社 ©2024 「愛に乱暴」製作委員会