2025.09.07.
頂点に上り詰めた、吉沢亮のみた景色こそが、国宝。
良い緊張感のある映画だった。が、拍子木やら鼓やら笛やらと劇伴が被さってるのはやりすぎ感あると思った。
曽根崎心中の最中…
とてもリアルでつい見入ってしまった。
「好きこそものの上手なれ。」
まさにこの言葉の通り、日本の伝統芸能を守るために継がなければいけない血縁を持って生まれた半弥と伝統芸能の…
何か極めるために全て捨てられるか?
後盾がなくとも芸があれば、とがむしゃらに磨き続けた喜久雄
血という後盾があるからか、喜久雄ほど命をかけては磨けずか、筋である代役を部屋子に取られる俊坊
隣の芝…
半坊、家出した後もずっと心のどこかで逃げ出してしまった自分に負目を感じてたし、菊ちゃんと喧嘩してもなんだかんだ助けてくれててめちゃくちゃいいやつだった。最後の舞台で「殺して」って言ったシーンが両足壊…
>>続きを読む3時間あるが、歌舞伎に無知な自分でもそれほど退屈せず見ることができた。吉沢亮演じる主人公がヤクザの血筋から歌舞伎の世界に飛び込み歌舞伎において人間国宝となるまでの話。40年くらい?を一気に3時間でま…
>>続きを読む終わることのない美の追求というか己の人生じゃない生を演じる演者という生き物は、凡人から見れば化け物に見えるという視点が好きだったな。
芸に魅入られ、悪魔に魂を売ってでも演じて生きてきた菊男の周囲には…
相対する2人の壮絶な歌舞伎人生が描かれており、映像がずっと美しく、3時間飽きることなく見入ることが出来た。ストーリーもとても面白かった。また歌舞伎も生で見に行きたいと思うような映画だった。
ただ、は…
映像が美しく、歌舞伎を知らなくても夢中で見れた。
印象的だったのは、引退した万菊が病床で、この部屋には美しいものが何もない、ホッとしたと語る場面。
何かを極めることは、何かを犠牲にすることなのだろ…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会