どうしても映画館で観たくてやっと。
これは静かで暗い空間でとにかく集中して見るべき作品。
歌舞伎のシーンがとにかく美しくて、言うまでもなく吉沢亮が完全に歌舞伎役者としてそこにいて。
そこに至るまで…
極道の息子が、歌舞伎の道を歩む話。
上映時間長いのに、演技と音でものすごく惹き込まれた。歌舞伎とは何かではなく、登り詰めることは何を捨て、何を得るか。そんなテーマだった。役者に表情ひとつで訴えかけら…
正直歌舞伎を観た体験もほとんどなく、楽しめるか不安だったが、劇的なストーリーと華やかな画面、俳優陣の演技力で全く退屈することなく楽しむことができた。
圧倒されるようなシーンが多く観終わった後は少し疲…
喜久雄が人生を懸けて、魂をかけて。
それでも共有が難しい孤独感と闘っている葛藤が観た後も何だか考えてしまう。
俊介の悔しさというか、虚しさも表現するのが難しいものだったんだろうなと。
2人がもう一…
血、大恩
本作品は映像美、キャストの演技力、ストーリー構成などなど映画の構成要素を惜しみなくバランスよく彩った作品という印象。
個人的な感じ方として下記2つのテーマをベースに各キャラクターの人間…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会