事件のことをなにも知らないゆとり世代の自分は、交番前の掲示板に貼られていたその手配写真しか知らない。
何年も貼ってあったあの紙に終止符が打たれたのは、彼が死ぬ3日前だった。
なぜ最後の最後で本名を名…
【嗚呼、染みるねぇ・・・】
不定期開催dm的映画祭inお誕生日の2本目はこちら「桐島です」でした。
また一つ歳を重ねてすっかり「オッサン完全体」となったdmですが、この年になって段々と良さがわかっ…
衝撃的なニュースだったので、それがどう描かれるのか興味をもった映画。
主演の毎熊克哉さん、指名手配のポスターの写真にソックリで。
40年位前は身分証とか無くても雇ってもらえて、それからずっと身元…
うーやんのイントネーションや、ライブハウスの姿は取材をもとに忠実に再現されている。爆破事件当時を知らなくとも、彼が桐島聡として姿をあらわにしたのはまだ1年前の話である。
この風化待ったなしの事件を…
あの曲がこんなに沁みる日が来るとは。
「雨にも負けず」と「時代おくれ」を桐島の境遇にリンクさせた演出は(演出なのかはわからないけど、どこまで事実に基づいてるか知らないので)事実じゃないにしてもすごい…
自分は平成生まれで事件はリアルタイムでは無いのだが、名前だけは知っていた。
内容はそんなゆとりの自分でも知っている桐島聡 に対する風説の通りだった。
心の葛藤や苦しみがクドク描かれてなく、淡々と…
労働搾取を批判していながら、結果的に自身が搾取され、目の前で搾取が発生している。そんな歯痒さと、禅的な日々の喜びと、優しさゆえの己の過ちへの後悔が入り混じった人生を淡々と描いていてよかった。ただラス…
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