渡世の義理に捨てる命、投げ捨てた長ドスの鞘に積もる雪、死地に赴く男たちの覚悟。墓参りのシーンの奥行きの深さ、落ち葉焚きと線香煙の絶妙な煙量。高倉健に歩み寄る小山明子をローアングルで捉えたこのシーンは…
>>続きを読むシリーズ6作目の名台詞は
「惜しい命じゃあねえが、今のおめえさんじゃあやれねいぜ」
ですよ~。
いやぁこの一言にどれだけの思いが込められているか…。
雪降る中、刀と長ドスの鞘を捨てる様が異様に素敵…
狂犬がふたり出てくる。
ひとりは実子。
「犬殺して、なんになるんだ」という健さん。
実子の目には涙がたまっている。「犬じゃねぇ、俺だ」
このシーン、めちゃくちゃかっこいい。
親分の息子は「実子」と呼…
このレビューはネタバレを含みます