人生劇場 飛車角の作品情報・感想・評価・動画配信

「人生劇場 飛車角」に投稿された感想・評価

1963年の沢島忠監督作品。古き良き任侠を題材にしたヤクザ映画の原点。哀愁漂う鶴田浩二の男の意地を貫き通す姿に魅了される。高倉健と月形龍之介の好演もいいね。長回しと逆光を絡めた撮影もいいし、ラストの潔いカットにしばし呆然とする。女は見届けることしかできないのが不憫だよなあ。
回る車輪を介しての切り返し、全編に溢れる情感が素晴らしい。任侠の男たちが晒す泣き姿は、儚く。
あまりに有名過ぎて観ていない作品の一つ。ここまでやられると逆に新鮮に映る。男のやせ我慢の美学見たいな映画。任侠映画の原型だ。ラストは、唐突にやってくるのは???鶴田浩二と高倉健が結構似ているのが新発見だ。女性の扱いが今から観ると酷過ぎて、あくまでも男のファンタジーでしょう。
任侠映画第一作で東映の後の10年の映画路線を決定づけた作品!
昔の映画の匂いがぷんぷんする男が惚れる作品か?ラストシーンはこの時代には珍しい結末を見せない終り方だったのかなあ?
あ

あの感想・評価

4.2
鶴田浩二が無双する話かと思って敬遠していたが、かなり寂しく、救いようのない話だった。逆光がカッコいい
鑑賞当時は辰兄ィ追悼企画として①

全く知らない作品を選んだつもりだったが、(全部Wikipediaの受け売りですが…)尾崎士郎原作「人生劇場」の一編を映画化したスピンオフの先駆けにして、「やくざ映画」(本作は正しくは「任侠映画」)という呼び名を大衆に認知させた大ヒット作品だったみたい。

例えるなら、今でいうヒーロー映画、それもMARVELよりはDCの『ダークナイト』に近い。
仁義に固く、やくざ者の掟の中でしか生きられない飛車角さんと、その妻おとよの愛と宿命の物語。漂う哀愁の濃度が濃過ぎて、濃霧警報発令するレベル。

本作の辰兄ィは、原作の主人公にして留学帰りのエリート大学生である瓢吉さん役。シュッとした顔立ちにお硬い言葉使いなのが何だか新鮮で、眉毛がキリッが凄い。

兄貴の服役中、その妻と恋仲になってしまい「やっちまったー!!!」となる若かりし健さんも、この頃から既に不器用でした。

クライマックス、女の静止を振り切り敵の渦中に歩みを進める飛車角さんの背中が、遠近法を用いた坂の構図と相まってホント泣ける。男が惚れる男、此処にあり。
やくざ映画ではなく仁侠映画なんですね。😅
役者がみんな若い。😀
なんたって健さんが助演で呆気なく殺されてしまう。😅
それだけ鶴田浩二がすごかったのか。
男を上げるために好きな女を後にする。
昭和です。😀
claire

claireの感想・評価

4.1
この世界で「会いてえ、会いてえ」と膝をついて泣き崩れる飛車角は、”Boys Don’t Cry”のフランク・オーシャンなのではという暴論を投げかけてみたくなるなど。3年越しの再会なのに件のシーンでは終始宮川に語りかけ、彼女には一瞥をくれるだけ。泣ける。
カルマに囚われ、またもや罪を犯す。
そして散るかっこ良すぎる。
劇的な映像、劇的な温度。

劇的なシナリオと筋書きのないドラマ。
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