ひと、ヒト、人、公園に集まる人々、観客の想像するであろう、公園に集まるあらゆる人々が撮影対象のドキュメンタリー映画、そしてあらゆるモノが被写体であると同時に風景、背景でもある。
カラスや鳩、白鳥、花…
特別な映画だと思う。
全てのショットが美しくて、楽しくて、非現実的で、それでいて地に足がついてる。
代々木公園は行くたびに都会から唐突に異世界に紛れ込んだ感覚になるけど、その感覚が映像にギュッと詰ま…
ある場所について語る映画を作ることとは、まとまり良さそうに見えるけど、その場所で何が見えるか?試すだけでは映画にはならない。その場所で何が見たいのかを突き詰めて初めて映画を作ることができることがわか…
>>続きを読む映像のDJみたい。木の枝が落っこちている途中で映像が切り替わって人間が着地するとか、上裸のアフリカ系お兄さんから上裸の日本人おじさんに切り替わるとか、とにかくするりと切り替わる映像が気持ちいい。音は…
>>続きを読む代々木公園に集まる人々を記録した、73分のドキュメンタリー作品。
代々木公園が「日本航空発始之地」だったとは知らなかった。
全体を通して絵作りと編集とサウンド・デザインが素晴らしい。一応ドキュメ…
贅沢で俯瞰的な「思考」をし続けた73分だった
静と動
止まる人間、動く植物
止まる植物、動く人間
中心を捉え、中心に集められたオブジェ
その一枚の画の主役をどの物体と捉えるか。
全ての出来事は中心…
白い傘が開いたまま公園の地面にころがっていて、しばらく経つと制服姿の男子高校生と思われる人物がフレームインしてきて、なにか言いながら、開いたままの傘を手に取ってすばやくフレームアウトしていく。こうい…
>>続きを読む©Max Golomidov