いささか語りすぎに感じてしまう(ナレーションがtoomuch)のは割り切るとして、単純に、カラーフィルムでしか出せない鮮やかな色彩と平和な風景の調和が目に嬉しい
他国のことだから感じることなのか…
1955年、中国友好使節団に同行したクリス・マルケルが、長年憧れだったという北京を撮った短編ドキュメンタリー。北京市内の日常を切り取った散文詩のような映画である。「色彩の饗宴」とナレーター自ら伝える…
>>続きを読むある土地に、その場所で生きない外の人間が目を向けたとき、彼彼女らの視線からオリエンタリズムや異国趣味を完全に排除することはできないと思う。クリス・マルケルの作品が評価されてるのはそういう西欧人意識が…
>>続きを読むすでに「この景色が失われるだろうという予感を感じさせられる性」が強い。あくまで表面のスナップ写真的な顔から入り込まない。絵葉書映画。だからこそエモさが抽出されるし、サブカルチャーとの親和性がある能天…
>>続きを読むマルケルセンスと、そもそもの中国センスが混ざり合った鮮やかな色彩が好きだった。
中華人民共和国が誕生して僅か6年後の北京。そこで確実に生きていた人々の様子はとても晴れ晴れとしているようで、理解に苦…
シネエッセイの最初の作品とのことだがこの時点で既にクリスマルケルが完成していて驚く。異国趣味には違いないが、そう思って見ているとこちらが予想しているよりも遠くまで気づいたら踏み込んでいる。その文化を…
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