メキシコで暮らすチリ人のマルティネスは偏屈で人間嫌いな60歳の男性。会計事務所での仕事やプールでの水泳といった日々のルーティンを決して崩さない。しかしそんなマルティネスの規律的な日々は、会社から退職をほのめかされ、後任のパブロがやって来たことで終わりを迎える。 時を同じくして、アパートの隣人で同年代の女性、アマリアが部屋で孤独死していたことが判明する。アマリアの私物に自分への贈り物が残されていたことを知り、次第に彼女に興味を抱くようになるマルティネス。 遺された日記や手紙、写真を通してアマリアへの思いを募らせていく内に、マルティネスは心の奥底で眠っていた人生への好奇心を取り戻していく。
カンヌ映画祭など各国の映画祭で話題になったウルグアイの作品。靴下工場の経営者・ハコボのもとへ弟のエルマンが来ることになり、ハコボのところで働くマルタに夫婦のふりをしてもらうことからはじまる…
>>続きを読むブラジル南部、ポルトアレグレの街。エルネストは78歳の独居老人。隣国ウルグアイからやって来て46年。頑固で融通がきかず、本が好きでうんちく好き。老境を迎え、ほとんど目が見えなくなった。もう…
>>続きを読む「死」と向き合うことで「生きる」ことを知っていく......再生の物語 身寄りなく亡くなった人を見送る仕事の民生係ジョン・メイ。事務的に処理することもできるこの仕事を、ジョン・メイは誠意を…
>>続きを読む38年間無遅刻無欠勤、真面目だけが取り柄の会社員・佐野道太郎(草刈正雄)。18年前に妻を亡くし、しっかり者の娘・弓子(木村文乃)と2人暮らし。定年退職後「これからは自由に生きるぞ!」と意気…
>>続きを読む物語の主人公、ベラ・ブラウンは立派なバックヤード付きのアパートに暮らすが、その庭はひどいありさま。彼女は予測不能に枝葉を伸ばす植物に恐怖を感じ、まったく手入れができずにいた。しかしある日、…
>>続きを読むブリット=マリーはスウェーデンに住む専業主婦。結婚して40年、仕事で多忙な夫のために毎日食事を作り、家の中を綺麗に整えておくことが自分の役割だと信じて疑わなかった。しかしある日、彼女に人生…
>>続きを読むロサンゼルスで仕事一筋の生活を送っていた青年ウィルが、祖父の最後の願いをかなえようと一念発起。名所を訪れ、運命の恋をするため、メキシコシティへ向かう。
© 2023 Lorena Padilla Bañuelos