アントニオーニの中では異色なのかもしれないが、結構好みだった。
フランスの無情な裏切りを、受け止めるでもなく諦観するラスト。
イタリアの無謀な若きエネルギーが齎す自己満足の果ての破壊。
イギリスの…
3つの都市、パリ、ローマ、ロンドン。若者たちが次々と犯罪事件を起こす。彼らは金銭欲や虚栄心、退屈に突き動かされ、殺人や密輸などに手を染めていく。その背景には、第二次世界大戦後の精神的な虚無感と、価値…
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最後のイギリスの青年の話がめっちゃ良い。特集上映で見た中でもこの話だけ一味違うし、実際に手を汚す度胸はないけど有名にはなりたい、現代人の「何者かになりたい病」に近しい感じがする。
節操を前にして…
フランス。イタリア。イギリス。ピストル。グループ。走る。電車。埠頭のコンクリート舗装を大股で走る。はしごで下る。ドッグレース。電話交換手。長回し多い。優しい。手袋をはめて絞殺。イギリスは不思議な味わ…
>>続きを読むアントニオーニには先見の目があった。
貧困のためでなく、満たされない空虚さを埋めるため、犯罪に手を染める若者たち。
その後の数々の作品につながる裕福な人々の孤独を描くテーマはここにも現れている。
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1953 (c) Film Costellazione