ずっと嫌な音が鳴っている、船はすぐそこにあるのに、どこにもいけない彼女の苦しさ 進歩する社会が生み出した弊害 アントニオーニの色彩感覚 深緑のコートが似合うモニカ・ヴィッティすごい やっぱり1+1=…
>>続きを読む音楽や船の汽笛、風の音、工業地帯の寒々とした風景までもが不安を誘う。
適応障害なのか、鬱なのか。彼女の頭の中は病気のことでいっぱいになっている。
夫といても、息子といても、そして自分に心を寄せるコ…
あまりにも捉えどころのない映画だが、主観ショットを用いずに全編を徹底的にモニカ・ヴィッティの主観として作り上げたゆえだろう。決してフレーム内フレームに彼女を閉じ込めたりはしないものの、それは解放的…
>>続きを読む時々ズレるフォーカスがモニカ・ヴィッティの不安定な揺れ動きと重なった。性的欲情を匂わせる赤い部屋を破壊していく女たちが、途端、不安げな顔を見せるのも素晴らしかった。船は揺れる、私たちが安住できる港は…
>>続きを読むある工業地帯の港に暮らす家族と男。家族の妻は事故をきっかけに精神的に不安定が隠せない。
ただそこに居るだけで無気力になる構造が。
湿気しか感じない港の霧と無骨な輸送船、何を作ってるのか分からない工…
主人公以外の皆が霧に包まれていく瞬間は見もの。
不快な効果音と静けさが交差し、ただでさえ殺風景な街は、ことさら不気味さと淋しさにあふれる空間へと変化する。
肝心の物語は惹きつけられるものとは言い…
モニカ・ヴィッティが空虚だから映画が空虚なのではなく、映画が空虚だからモニカ・ヴィッティが空虚になるという、マニエリスム的な映画である。言い換えれば、モニカ・ヴィッティの心象風景として映画があるので…
>>続きを読む来週試験があるので、アントニオーニ特集網羅したかったし、もう一本見たい映画もあったがこれだけで。私にとってアントニオーニといえば、高校の時「欲望」を見て、当時の語彙を借りるなら度肝を抜かれた。大学で…
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