地獄の波止場の作品情報・感想・評価

地獄の波止場1956年製作の映画)

製作国:

上映時間:87分

ジャンル:

3.5

あらすじ

ある日、列車運転士の万造は岸壁で争っている二人の男が、拳銃を撃ちあって倒れるのを見てしまう。静まり返った岸壁には、千円札がギッシリつまったボストンバックが残されていた。後日、万造の娘ふさ子の許嫁であり運転助手の信介が、この事件の主犯である笠井に襲われる。

『地獄の波止場』に投稿された感想・評価

3.3

ラピュタ阿佐ヶ谷日活映画バイプレイヤー特集で。冒頭の場面がとてもいい。夜の製鉄所を煙を吐いて走る機関車、運転席に立つ小杉勇の姿、流れる霧、汽車の光に照らされた走り去る男たちの姿、突然響く銃声、闇に隠…

>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます

ヴェーラのノワール特集で上映された作品から

作品の規模が大きくてびっくりした。かなりの大作。小杉勇が乗る機関車は、工場内を走るものでは? それくらい舞台になる製鉄所が広く、モブもすごく多い(本物の…

>>続きを読む

名優小杉勇が、大製鉄所の定年間近鉄道機関士の悲劇を主演、監督したサスペンス映画の水準作。前科者職員安部徹が、従業員更生資金を強奪し仲間を射殺した現場を、深いスモッグの中小杉が目撃👁️、線路🛤️脇に置…

>>続きを読む
jun
3.4

役者から監督に転身した小杉勇の面目躍如たる監督&主演作。タイトルからいつもの日活アクションかと思いきや、アクション要素の少ない人間ドラマだった。年老いた機関士とその家族が描かれる雰囲気を観ていてピエ…

>>続きを読む
夜の製鉄所の劇的な明暗表現が素晴らしい、白黒ならではの画面の美しさに対する意識を強く感じる。楽曲の中でピアノが効果的に使われていて、白鍵と黒鍵のイメージが映像のコントラストと重なるなど。犬……

夜の製鉄所と機関車、そして海霧というなんともハードボイルドなシチュエーションで描かれる硬質なサスペンス。またそれに留まらず、父娘の人情話や馬鹿正直な男の矜恃、定年男の悲哀までもが描かれ、めっけものの…

>>続きを読む

小杉勇の監督&主演作。

ブラッドリー・クーパーか!っていうくらいに美味しい役を
美味しそうに
自分の監督作でやり尽くすっ!

ブラッドリー・クーパーと違うのは抑えた演技に徹してるとこですね。

さ…

>>続きを読む
3.8

製鉄所が映る映画はやっぱり好きだ。人生はお金が全てではないけれど、お金がないのは本当に不幸だ。大金が目の前に現れるのってチャンスどころか厄介事かもしれない。

犬の鳴き声が昔うちで飼っていた犬とそっ…

>>続きを読む
ぴよ
5.0

(35mm)
導入の数分間で傑作の雰囲気を出し、最後までしっかりと見せ切る骨太の映画。

日活映画でありながら、定年間際の労働者が主人公であることに驚かされる。

冒頭から福祉の話が中心で作り手の使…

>>続きを読む
日本映画専門チャンネル
蔵出し名画座
2021/07

今話題のおすすめ映画
2025/05/04 08:00現在

あなたにおすすめの記事