五所平之助の津島恵子観る
小さな病院の女医愛子はオー
ナーから結婚申し込まれてる
が。。。平凡な毎日。謎の男
に尾行されてるの気付き
作家椎名麟三のオリジナル?脚本
椎名麟三は五所監督「煙突の見…
女医は、探偵に尾行されていることに、非日常的な充実感を覚えたはずだ。生と死が日常で、死ぬために薬を求められ、断ると鉄道自殺する患者。打算的な院長。それが日常で、自分自身の存在は疎外されていた。そうい…
>>続きを読むヒロイン?津島恵子は愁い顔というより仏頂面というべきで、これにぶつけるのが何とも憂鬱顔な芥川でマイナス掛けるマイナスがもっとマイナスという感じだが、女医津島の顔を見れば病気も憂えて逃げ出すメリット…
>>続きを読むNo.4345
衛星劇場の『乙羽信子 生誕100周年記念特集』から。
五所監督の素晴らしい雰囲気づくり、絵作りに感服。
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高杉早苗は香川照之、四代…
物語より、時代を感じる作品。
一つの親切や善意がこんな仇を生むなんて。
患者を診るけど、診察代が払えないということで取り立はしない。子供が無料であの先生は診てくれると大勢のものに言いふらして老若男女…
やり過ぎともいえる構図とカット割りの連続、重層的な人間関係、五所平之助がつくり出すカオスに圧倒される。
オープニングの跨線橋の下を通る汽車の煙がカオスを予示する。車両基地脇の病院をトポスにする物語…
善良な女医・津島恵子の受難。
飛行機、車、爆竹…登場人物が衝撃音に対して過敏だったのが印象的。作中の老若男女皆が戦争を体験した人ばかりだものなぁ。
女たらしの守銭奴院長・宇野重吉が貧乏時代を…
とにかく①辛気臭い②思い込みが激しい③他人にわかる言葉で話そうとしない の1つまたは複数をみたす人物しか出てこないのでムズムズしっぱなしだが、彼らが彼ら自身のギリギリな切迫を生きているのでこちらはた…
>>続きを読む丸メガネに口髭、鼻の下を伸ばしきった宇野重吉の津島恵子への一方的なプロポーズから。靴下脱ぎ散らかし、カレーは汁が見えないほどのライス大盛り。不安にさせる笑顔で登場する高杉早苗のしつこいほど大写しにな…
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