ある脅迫の作品情報・感想・評価

ある脅迫1960年製作の映画)

製作国:

上映時間:65分

3.7

「ある脅迫」に投稿された感想・評価

obao

obaoの感想・評価

3.7
@シネ・ヌーヴォ
金子信雄vs西村晃。
他の出演者など関係なく、このふたりの演技合戦。(ただ、浜村純だけは相変わらず出てくるだけで場の空気を変える)。
出世街道をひた走る金子信雄と気弱でうだつの上がらない西村晃。栄転を控えたある日のこと。“ある脅迫”から日常が狂い出し、ふたりの関係性も変わって行く…犯罪心理劇。

前日蔵原監督作品を4本観た次の日のこと。さすがに疲れていたのか前半は、意識が飛ぶほどでもないにしろ、少々退屈に感じていたが、後半の心理描写の巧さ、目へ口へ…真に迫るカメラワークに引き込まれました。
幾重にも織り込まれたラストへの輾転反側。
日活スターを使わないこういう地味な作品こそ蔵原監督が本当に撮りたかったものなのではないのでしょうか。

【生誕90年 映画監督・蔵原惟繕】にて
なやら

なやらの感想・評価

4.0
無音の強盗シークエンスも良いが、疑心暗鬼に憑かれた金子信雄の心境に引きずり込むが如く緊迫する終盤の列車内シーンがすばらしい。
あと銀行に押し入る前に金子信雄が見る悪夢内のイメージを、実際の決行時に部分的に反復させる演出がキマってる。
金子信雄と西村晃の屈折した関係性(特に女性をめぐっての下り)がちょっと分かりづらいが、何たってランタイム65分(!)のスリムさなので、そんなコトなんかどうでも良いと思える。面白かった。
一

一の感想・評価

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添え物の小品だけど、最後の最後までとことん面白いノワールだった。金子信雄も西村晃も実にイヤらしい顔だ。たまらない。
新潟の銀行員が勤め先の支店(新潟銀行 直江津店。なんだそれ。)に押し入るノワール。同時期の日活映画『その壁を砕け』同様に新潟ロケがフューチャーされてる。押し入ってからのほぼ無音な緊張感が最高。
くずみ

くずみの感想・評価

3.8
プログラムピクチャーとサスペンスは相性がよい。引き締まった小品。金子信雄と西村晃の、終盤の表情の変化を楽しむ。
先年旅行した直江津が舞台。銀行も駅前も一部面影をとどめている。
アメリカ盤のBOX、THE WARPED WORLD OF KOREYOSHI KURAHARAより。米題はINTIMIDATION。スリリングな逆転作用が次々に決まって心地よい。お仕事頑張るリーマンの話しなど見たくはない。実は、実にノワール向けの設定ではないか?リーマンというのは。