挑戦作というか小型カメラで
ギリギリの近さまでズームした画が続いていきその緊張感と苦痛感や恐怖、絶望、痛みなど人間が感じるあらゆる陰惨な感情が溢れんばかりな演出がなされている。
トラップなんですかね…
塚本監督のフィルモグラフィのなかでも特にミニマルな作品であるがゆえに「HAZE」は氏の世界観が凝縮されてると思う。ヒトは無機的ななにかに漸次的に磨りつぶされていく肉塊でしかなかった。でも良いんだ。花…
>>続きを読む塚本晋也監督作品。
狭い通路に閉じ込められ、這いつくばって移動しても出口がない。これは精神世界を具象化したものかと思ったりもするが、答えは教えてくれない。
出口を出た後は全く意味が分からない。
でも…
密室スリラー。
こういうのって結局オチだけの
問題なんだけどオチを見て
ただの密室モノじゃなくて
人生を描いたものなのかと思いました。
ただ塚本監督さんは反戦映画を撮っているのに
血みどろホラー撮る…
男が目を覚ますと、そこは身動きすら出来ないコンクリートの密室。なぜここにいるのか、ここに来る前は何処にいたのか、思い出せない…
2005年(20年前)・49分・ホラー
1人の男性が、閉じ込められ…
塚本監督のソリッドシチュエーション
Cube、Saw、Buriedなどよりも窮屈で息苦しい。
狭い、暗い、硬い、刺さる、鉄、血、人体
妄想:これは人生を暗喩しているのでは。オギャーと生まれて記憶…
殆ど身動きが取れない閉塞系ワンシチュエーションの類いでも中途半端に移動が可能なので、逆に息苦しさを強く感じました。更に、短時間とはいえ監督自身の顔面アップに延々と付き合わされるという…なかなかに過酷…
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