傷病兵が、療養を兼ねて、島の弾薬貯蔵庫の警備につけたのは上官の思いやりがあったからだ。だが、何も起きない。退屈な日々。そして自分が送還されることを知り、狂気が抑えられなくなり、弾薬庫からロケット花火…
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ヘルツォークの長編デビュー作。
得体のしれない不気味さ、怖さがよい。
もう、この最初期作からして、のちのクラウス・キンスキーのような「狂っちゃう」キャラクターが出てて、
やっ…
モノクロで、説明的なナレーションが長く、一つ一つのシーンをかっちりとっているので、静的だった。モノクロではあったけど何故か色味が伝わってきて、少し粗い黄色やオレンジを頭が勝手に補っていたところがある…
>>続きを読む文明の中に定住することがテーマ?
風車を見て狂ったのは、風を受けて同じところでクルクル回ってるのに自分を見たため。安定してるかもしれないが、「壁の中は気づまり」する。羽をもがれたハエと同じ。あるいは…
やることがないから虫を取り、ピアノを弾き、ただベッドで眠る。普通に生活しているときに上がらなかった花火が、シュトロツェクの発狂以後は幻想的に爆発する。ヘルツォークは明らかに狂人側に肩入れし、彼を祝福…
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