SPL/狼よ静かに死ねの作品情報・感想・評価

「SPL/狼よ静かに死ね」に投稿された感想・評価

緑青

緑青の感想・評価

3.9
最大の敵のラストの展開を目の当たりにして、隣で見ていた親のひとこと目の感想が「しょーもな…………」だった。ひどいようだが、本当にそうだ。香港ノワールに出てくる人間はしばしば、どうしようもなく人間臭くて、エゴイスティックで、盲目的で、命をかけた献身をものともせず、全てを捨てられるほど強くもなく、救い難い。そこが好きだ。物凄く。
悪い奴が悪いことして金を稼ぎ人を嬲ってとうとう殺した末に大切なものを自らの手で失ったり、良い人間も目的のために欺瞞に目を瞑り、その結果護りたいものや愛するものから永遠に別れる羽目になる、アホらしいほどに自業自得で、かつ人生のやりきれなさに満ちている。全てのネタ振りがそれぞれの人間の最期のシーンのどうしようもない人生の虚しさに収束するためにあり、解像度がバリ高いアクションにそのエモーションがすべて載っている。どうなってんだよ、台詞ないのにどんだけ雄弁なのよ、その身体は。
金髪の男とのバトルは本当に圧巻でした、この人たちはマジで闘ってるし、たぶんかなり偶然撮れたカットがあるし、本気でやれば相手を「殺せる」のだろうなと思わせる。痺れた。
今回の「ケンジ」ノルマはかなり好きです。なんだかテンション上がった。アクションも芝居だよなと思わせる。
続きもどうせ観ちゃうでしょう。香港ノワール万歳。
Rie

Rieの感想・評価

4.3
バイオレンス感が強く、結構残酷なストーリー展開でした。個人的にはかなり好み。

前半がアクション少なく、なかなかドニーが出てこなかったり、
警察どーなってんのと思うようなことやってたり
結構ツッコミどころもありますが、
とにかく、ラスト20分の見応え。
短刀サイコ・ウージンと、ラスボス・サモハンとのドニーアクションは凄まじかった。
一瞬も目を離せない。前のめりで見入ってしまった。
おんぷ

おんぷの感想・評価

3.8
香港ノワールムービー
サモ・ハンとドニー・イェンの格闘の迫力が凄まじかった。

殺し屋ウー・ジン。最初吉田ヒロやないか、と思ったけどカンフーは格別よ。

ウー・ジンとドニー・イェンの戦いもエグかった。速さが。目で追えないアクションって何?すごすぎる。

凄まじい話だな。
まむみ

まむみの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

父の日映画。
電話ボックスのシーンがあまりにしんどい。前香港行った時例の電話ボックスとウージンファイトの路地を拝んできました。
ウージンの白い芝犬感がなんとも似合っている。白いスーツが自分の血で真っ赤になるのを観るのがつらい。
最後のサモハンとドニーさんのアクションは必見❗️そして衝撃のラスト。
そらじ

そらじの感想・評価

4.1
アクションが凄い!特に終盤のドニー・イェンvsウージンの警棒&ナイフバトルは歴史に残るレベルで、動きがめちゃくちゃ早くて何が起きているか分からない。その後のvsサモハンも良かったけど、もう少し長めだと更に良かった。今作はアクションだけでなく、ドラマとしてもちゃんと見応えのある作りになっていた。主人公の警察チームの屑さにはビックリしたけど、それ相応の切なさで締めくくられるラストも良いね。まあまあ重いのでもう1回観たいとは思えないが、面白かったです
バンビ

バンビの感想・評価

3.3
いやー、ドニー兄さん相変わらず
強い!それにかぎる。
最後の戦いは、良かったがストーリーは普通。ってか、警察がだめすぎて!
ゆるすぎて、みていると、イライラしてくるレベル。笑笑😂
だけど、最後のドニー兄さんのアクションで
なんとかもちかえしました。
オチはさすがの香港映画だったけど
約90分ということもあって、飽きずに最後まで楽しめる作品

ドニーvsナイフ野郎(←結構強い)
ドニーvsサモ
面白かった〜!

家族で総ツッコミ入れながらの鑑賞でした
見て思ったのは久々に香港ノワール復活だということ。
硬派な物語に加えて、今の時代に合わせた格闘のやり取りが新鮮に思えた。

4人の刑事にドニーにサモ・ハンとそれぞれバックグラウンドを作っており、最後に結実させる非道なまでの香港ノワール。

核であるアクションも密度が濃い。
中盤ナイフ使いの男とドニーとの激闘も引き込まれる。
このスピード技のやり取りはさすがだ。

さらには一番楽しみだったサモ・ハンとドニー・イェンの対決。
驚いたのはサモ・ハンの身の軽さと技のキレ。年齢を感じさせぬドニーとのやり取りは素晴らしい迫力。

願わくばこのようなレベルの作品をもっと見てみたい。
捜査班の狼たちが、黒社会に牙を剥く。
狼たちよ、静かに死ね 
このタイトルが作品をこの上なく表していて泣けてくる。

黒社会のボス兼愛妻家なサモハン演じるドン・ポー逮捕に執念を燃やすチャン率いる特別犯罪捜査班。
任期を終えるチャンの後任としてやって来る野獣マー刑事ことドニーイェンも捜査に参加し男たちの歯車が回り出す。
執念の余りあらゆる手を使いポー逮捕に踏み切ったチャンにポー側は殺し屋ウー・ジンを使い復讐を開始する。

世界観はノワールで刑事たちのヴィジュアルもかなり渋くカッコ良い。
一方、サモハン側は家族描写が多く悪に見え過ぎない感じで両者共に守るべきものがあるというのがドラマ部分に奥行きを与えているんじゃないか。

御託はその辺にしておいて(言い過ぎやろ
ウー・ジンvsドニーさん
サモハンvsドニーさん
目当てじゃなかったと言えば嘘になる。
話も悪くはない、悪くはないけどやっぱアクションパートでモチベーションが保ってるところはある。
ウー・ジンの微笑みからの殺気立つ表情の切り替えは狂人としか言えんしナイフと警棒でしばき合う高速血みどろハイパーなチャンバラも最高だった!

サモハン戦はやっぱり一発一発の重みが感じられるし、サモハンやっぱ動けるんやなと改めて感動する。
ドニーさんの打撃、投げる、極めるにパワーで返す攻防もやっぱ滾っちゃいますぜ(イヤァオ!
殺陣の中でソファを派手に破損させたり酒瓶が割れまくったりするので
お前ら死ぬぞ!って愚問過ぎる野次を飛ばしながら観てられるのも最高ォ。

とにかく狼たちの行く末を是非とも見届けて欲しい

結論 ヒール度のバランスがおかしい
Hobbs

Hobbsの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます




SPL=殺破狼(シャ・ポー・ラン)、それは死に場を求める野獣の紋章。

ウィルソンイップ×ドニーイェン×サモハンキンポー。
後に「イップマン」シリーズを手掛ける事になる3人が初めて顔合わせをし、もし今作が実現していなければイップマンは無かったかもしれないし「導火線FLASH POINT」や「ドラゴン×マッハ‼︎」も製作される事は無かったでしょうし、ウージンやマックスチャンやウーユエらSPLシリーズから名が知られるようになった今をときめくカンフーイケメン達が世に羽ばたく事も無かったのかもしれないし、色んな物の分岐点となったのかもしれない香港映画界の記念碑のような一作。

裏社会のトップに君臨する闇のゴッドファーザー サモハンキンポーを捕まえろ!

深夜0時になると警察も介入不可能な無法地帯になるくらい香港を支配する犯罪王なのに、我が子の初めての誕生日には赤ちゃんよりデカいピンクパンサーのぬいぐるみをチョイスするセンスや、これからケンカする相手にもゴルフクラブを渡してフェアに殺し合おうぜとか、全然悪いヤツには見えないサモハン。

しかし証人を一家諸共ぶっ殺したり、潜入捜査官をぶっ殺したり邪魔者はしっかり始末しているのでやはりサモハンは悪人。
サモハン逮捕に執念を燃やす退職間近のジャムおじさんならぬヤムおじさんは腑が煮えくり返りまくりで、退職日までに何としてでもサモハンを牢獄にブチ込みたい。退職まであと1日…もう手段は選んでいられない。


サモハンが殺害しているように見えるMAD動画を速攻で作成。

証人を屋上から突き落として口封じ。

部下がサモハンの金をくすねる。


捏造、横領、殺人。勝てば官軍負ければ賊軍の覚悟で一線を超えてくる刑事たちの違法行為のオンパレードに比較的大人しかったサモハンもさすがに相手の親指を握ってガンガンやる攻撃(この低語彙力で伝わってくれ!)を仕掛けるくらいブチギレ。こうしてヤクザな警察と本物のヤクザの静かなる全面戦争が勃発!

で、ここに現れるのがドニーイェン。事情とか何も知らずに新しく刑事課に赴任してきた新しい班長。しかしそこは宇宙最強のドニーイェンなので普通の刑事を演じる気は最初っから無かったようで、灯油缶をも凹ませる威力の踵落とし、受けたら記憶障害不可避の右ストレート、高速の棒術、あらゆる殺人格闘技をマスターした究極の戦闘マシンで、香港暗黒街の帝王サモハンを目の前にしても「明日から俺が相手だ。」とガン飛ばし、この後あの穏やかなイップ師匠になるのが到底信じられないギラギラのアグレッシブさを放っていくドニー。

1人機動隊とも言うべき戦闘力を誇る怒りの野獣刑事ドニーがたった1人でサモハンのアジトへ。

第一ラウンドはサモハンに忠実なナイフヒットマン ウージンとのフィリピンの格闘技エスクリマを取り入れた革新的高速バトル!
シャキーン!シャキーン!と時代劇みたいな刀剣音が鳴り響く中、間合いを詰め互いに次の一手を探り合うような戦い方に「コイツら本当に殺り合ってる⁉︎」と見る者を錯覚させ、何というか凄過ぎて次に待ち構える宿敵サモハンとのファイナルバトルがどうしても霞んでしまう。

サモハンのあの巨体に三段蹴りや背負い投げをやってのけるドニーの腕力と、嫁から電話がかかってきてちょっと力を緩めてあげる優しさを見せるも電話を切った途端サモハンの腕をへし折ってボトルタワーに叩きつける手加減のない修羅なドニーに驚いたが、もう若くない老体でもドニーのスピードにキレキレの動きで対応するサモハンもさすが。

ちなみに回想シーンでドニーに殴り飛ばされていた殺人犯を演じているのがティミーハン。何とサモハン一家の長男なのです。
親父だけでなく実の息子までブチのめし、この後あのデブゴンになるのが到底信じられないギラギラのアグレッシブさを放っていくドニー。
>|

あなたにおすすめの記事