ずっと気になってた本作、漸く鑑賞。
1999年、『イングリッシュ・ペイシェント』のアンソニー・ミンゲラ監督作。
1950年代のアメリカ、トム・リプリー(マット・デイモン)がパーティーでピアノ演奏を…
アラン・ドロン主演『太陽がいっぱい』と同じ原作で作られた映画。色気たっぷりのアラン・ドロンに比べて、マット・デイモンはやけに野暮ったい。主人公がゲイで驚いたが、こちらのほうが原作に忠実なのだとか。
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#リプリー
アラン・ドロンが演じた役をマット・デイモンだなんてミスキャストだろうと思ったら、そもそも解釈とテーマが違う。
「太陽がいっぱい」のトム・リプリーが、ギラギラとした野心を秘めた獣だとした…
嘘に嘘を重ねて、じぶんを守るためにまた嘘と罪を重ねる。
そんな人間の弱くてダメな部分を、野心のかたまりだけどどこか切ない主人公のマットデイモンが魅せてくれる。
憧れて、愛して、じぶんをいちばんに見…