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インタビュアー
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『インタビュアー』に投稿された感想・評価

菩薩
4.0
ジョージア初のフェミニズム映画らしいが入門編として包括すべき事を既に網羅している、それでいて95分。自身のキャリア、旦那の機嫌取り、旦那の友人のもてなし、子育て、家事、老いたる親族のケア、その全てを課せられる新聞記者の女性。昇進の誘いも「家庭に収まる為に」が優先され旦那は当然の様にそれを望む傍ら、彼女が取材で度々遠方に足を運ぶのをいい事に外に女を作る。これを観る前に『母と娘』を観といた方がすんなりと馴染んでくる話であるし、あの唐突に同一動作が3回反復される謎編集の意味も説明されている。彼女の母はスターリン時代に粛清の憂き目にあい自らの人生を生きられなかった世代、その世代から受け継いだバトンを握りしめながらもその視線は既に次の世代へと向けられている、それこそ母の時代にそのお膝元でマルクス主義フェミニズム映画など撮ったら一発でアウトだったろう。旦那の浮気が発覚した後、2人の叔母が彼女の中の天使と悪魔の様にどうすべきかと逡巡する、家と国家の中で抑圧を受ける女性達、そこから逃げ出すイッヌ、列の割り込みに心血を注ぐババアだけは流石に分からんが、新たな時代のその出発点を提示する意味では堂々たる作品。
リコ
3.7
ジョージア映画祭にて鑑賞。前から見たかった作品なので、またとないチャンスだった。

70年代のトビリシに住むソフィコは新聞の投書欄を担当するジャーナリスト。現在は様々な年齢層の女性たちの声を集める特集を担当しており、今日もカメラマンの後輩と共に街を駆け回る。
家庭では研究所勤めの年上の夫がおり、わんぱく盛りの2人の子供と老母の世話をし、夜は夫の客人をもてなし…と朝から晩まで目の回る毎日を送っている。
そんな彼女を夫は「働きすぎだ」と渋い顔をし、上司からは家庭ある身だからと閑職に移動させられそうになる。しかもそんな時に夫の浮気が発覚して…。

いつの時代もワーキングマザー/ウーマンの悩みは変わらない。仕事と家庭の両立に悩むのは何でいつも女性なのだろう。
ラナ・ゴゴベリゼ監督いわく作品発表当時、国内の女性たちから「ソフィコは私だ」との感想が山のように届いたという。それを裏付けるかのように、苦悩するソフィコの脳裏にはインタビューした様々な階層の女性たちの声がリフレインする演出が印象的だった。
これは絶対に見てよかった映画だー
女 女たち 私たち 私
それぞれの語りが結び目となっていく

「浮気されたら1人で生きるだなんて、でも私にはあの人しかいないのよ」みたいなセリフが非常によい。そういう状況における選択は二者択一じゃないよね。金・住居・子ども・周囲のサポートの問題もあるし、そして2人の間に構築された前提や時間の層、言語は代替不可能だ

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