人の配置にテンポに街の風景がすごく良い、冒頭10秒で良い予感、子どもがまた絶妙、「はい!」の返事にありあまる元気、上野駅の人々、に紛れる倍賞千恵子と久我美子
と楽しんでいたら、最近の感傷的な気分がた…
美しい三姉妹の明朗篇かと思いきやなかなかヘビーな内容だった。
二人の恋話に絡んでいく義姉・久我美子が実質主人公だった気がする。
子役の男の子が元気いっぱいで素晴らしい😃
終始シリアスな北林谷栄が…
岩下、倍賞の型にはまったおとなしい演技は、中村晃子の明るく活発で奔放なキャラクターの演技に食われていた。途中から中村晃子は姿を消し、大辻伺郎が岩下の相手役という大胆なキャスティングで、ようやく「あね…
>>続きを読む岩下が長女、に対する倍賞・中村のニュージェネレーション感、家庭も洋風ダイニング、加えて早川、大辻も個人的に70年代の顔面、ノリだったりするので、全体として1965年にしては異常に70年代に接近した風…
>>続きを読む超絶大傑作。
もうひとつの『東京物語』。
なんといっても、原節子ポジションの久我美子がすばらしい。
階級、喪失、チェーホフも思わせる普遍性。
(「なんとも悪い条件の男だな」などなど家父長制バリ…
外資系だから人を大切にせずコキ遣うと言われた時代もあったのだなと眼を細めてしまうな。
志麻さんと倍賞千恵子さん全然姉妹に見えないけど倍賞さん夜であるいてる時の黒いコートとかキマッてるし死んだら抱かれ…
この時代松竹お得意の結婚の価値観の変化、女性讃歌映画なんだけど、次女のエピソードがとても良かった。どうしようもないことあるよね。人間って弱い生き物だから。だからこそ好きな人と結婚するぐらいしか出来な…
>>続きを読む先日観た小林正樹の大傑作「この広い空のどこかに」の台詞回ししかり本作でも同様に些細な台詞がやけに引っかかる、おそらく木下恵介作品の功労者脚本家楠田芳子によるところが大きいのだろう。木下作品はそこまで…
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