戦後占領期の混迷極まる時代を生きた博徒たちを描いた映画。
人権意識のアップデートされた現代の価値観からすると理解できないような発言や行動が飛び交うが、それを見透かしたようにドサ健が放つ台詞が刺さる。…
【今夜は星が出てるな 明日はきっと天気だろう】
坊や哲・真田広之やドサ健・鹿賀丈史といった主役級の演技もいいが、ビビるくらい鋭い眼光の女衒の達・加藤健一の存在感がもの凄く、さらに何といってもヒロポ…
戦後のドサクサにしてもムチャクチャである。しまいには勝手に⚪︎も⚪︎も賭ける。やってることは映像から受けるイメージ以上に度を越してるんだが、その淡々とした雰囲気でドキュメンタリー化されることで、まる…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
角川映画の中でも、勝手に「最も地味で渋い一本」だと思っています。派手さはまるでなく、しかも題材は麻雀。角川ファンからすれば「え?」となりそうですが、これが意外に見応えあるんです。
私自身、麻雀はか…
1984年の映画とは思えない
和田誠の感性が研ぎ澄まされた作品
18歳の坊や哲が、麻雀の世界に足を踏み入れ、そこで出会う賭博師たちの生き様に刺激される。不動産や女を賭けてまでの勝負…個性とりどりの…
面白い。モノクロだが画質が良い。モノクロだからこそ味が出ている。
戦後昭和の激動を生き抜くギャンブラーの話。阿佐田哲也先生が書いた作品だったのを後から調べて知る。
鹿賀丈史もはまり役だが、脇を添える…
【ギャンブラーの狂気】
BS録画にて最近初めて鑑賞。
1984年の作品だけど、モノクロ映像で戦後間もない時期の日本の風景を再現している。
ウブな若者(真田広之)を視点人物として、敗戦直後の東京でギ…
最高でした
麻雀放浪記2020をみたその日に初見
公開された当時も知っていたし、実家には兄貴が買った小説もあった
でも、白黒!麻雀、というのに全然興味がなくて、今まで見れなかった
そういう意味でも、…
名作。
しみったれた勝負、くすんだ街並み、しけった愛、ろくでなしの博打うち。
白黒のスクリーンに、静かに青い火花が散る。
激渋である。
『哲也 雀聖と呼ばれた男』や『雀鬼』シリーズのような外連味た…