「スルース」に投稿された感想・評価

ジュードロウとマイケルケインという名俳優の組み合わせ。
会話劇による心理戦が面白い。
お前ら変態かよっていう作品です。
尊大な作家と作家の妻の愛人、奇妙な大邸宅内で繰り広げられる男と男の″淫靡″な闘い。

この奇抜な会話劇を織りなす上で、ジュード・ロウ×マイケル・ケインという二人の英国俳優は、それぞれに妖しさと美しさを秘めていてこれ以上ないほど適役だったと思う。
ケネス・ブラナー監督らしい「文体」を意識した映像世界の演出も冴え渡り、会話が頭に流れ込むように展開され、登場人物らの攻防を同じ部屋で目の当たりにしているような感覚を覚える。


二人の男が発するそれぞれの言動に対し、何が真意なのか、何が虚偽なのか、というまとわりつく″靄″のような雰囲気に終始やきもきしながら、たっぷりに余韻を残すその映画世界を存分に楽しめた。
久しぶりに、ジュード・ロウの変質的な演技を見れたことも満足。
まるで舞台を見ているよう。ジュードロウしか出てないくらいにジュードロウ。
鑑賞済み

72年「探偵スルース」のリメイク

老練な犯罪作家のアンドリュー
売れない若手俳優のマイロ

アンドリューの妻をめぐる心理戦と駆引き、危険なゲームとサスペンス・タッチのシチュエーション・ムービー

( ̄^ ̄)
ちゃんと観たのは初めて。
ここまで「舞台で観たい!!」と思わされた作品も初めて。
自分の推し俳優達に、配役交換したりしながら毎年公演やってほしいぐらい。

つまり、逆に言えば「映画的ではない」。

脚本もシチュエーションも舞台向きなものだし(というか調べたらやっぱり元々舞台原作の作品だった)、展開も3幕モノで完全に舞台的だし、おまけに監督は代表的な現代のシェークスピア俳優ケネス・ブラナーだし。

【舞台】を【映画】にするっていうのが目的だったのかもしれないけど、やはりこの2つは別物なので、映画的にはあまり上手くいっていないと思う。

間延びしてしまっている部分が多かったり、ストーリーもよく考えたら面白いオチがある訳でもない。

だがしかし、これは舞台化したら映えるだろう。
誰かやってくれー!
ドキドキした!
裏の裏をかくやり取りが絶妙な緊迫感で、きっと騙そうとしてると一言一言警戒してるとジョークなのかガチなのか、グレイシーなこと言っても入ってきちゃうというか、、そんな私はきっと騙されちゃう人間なんだろな
最後も良かったよ!
マイケル・ケインとジュード・ロウの延々と続くセリフの掛け合いと何度も覆され合う展開に、見ていて背筋がぞくぞくする。
台本が欲しい。とても欲しい。
>|