探偵スルースの作品情報・感想・評価

「探偵スルース」に投稿された感想・評価

CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.0
【観た人のみ知る真相】
『死ぬまでに観たい映画1001本』会話劇。これは困った映画。演劇スレスレのところで映画的に落とし込むカラクリ屋敷、ビリヤードの動き、身体的動きと空間演出でマウントの取り合いを表現する。内容は微妙だが、演出が面白い。ただ、全編ネタバレ故中身については一切言えない。
イシ

イシの感想・評価

4.7
こないだ「デストラップ」見直しててこの映画思い出したし、また見よ~とか気軽に言ってほんとにすいませんでした!
レベル違った・・・この映画に比べたらデストラップは可愛い子やな~ぐらいや・・・

めっちゃ緊張感あるのに二人がちょっとわちゃわちゃしたりしながら、どんどん騙し騙され騙し騙され最後マジで怖いところまでいく心理劇。
やばい。
見終わったときの充実感やっば。

そいでマイケル・ケインすごい綺麗やな。オリヴィエ氏も、他の映画でみるより食われてて、それもよかった。
本気のバチバチ心理バトル最高。
ああーー面白かったーーー
ターン制の映画。
キャストの少なさもあって、大まかなストーリーの流れは読みやすいかも。
ラストは読めなかったし怖かった。

このレビューはネタバレを含みます

1972年英製ミステリー。
富豪の老推理小作家が、己の妻と不貞を働いている美容師の色男を屋敷に招待し、妻をくれてやる代わりに狂言強盗に協力するよう提案するが...という滑り出し。
色男を演じていたマイケル=ケインが今度は老小説家側を演じた07年版のリメイクも有るようだが、評判は断然こちらの方が上々なようで。

二時間弱という長尺ながら、画面に登場する人物は二人のみ、場所は富豪の邸宅のみ、という密室劇の一種だが、それを感じさせない映像の力たるや見事、というところ。
ミステリー映画愛好家の中でも屈指の名作とされているだけあって、二人を演じるマイケル=ケインとローレンス=オリヴィエの時ににじり寄り時に突き放す心理戦は素晴らしいのだが、彼等二人以外の「登場人物」の存在感の妙をより推したい。
特に素っ頓狂で不快な笑い声を上げる船員ジョリー=ジャック=ターのカラクリ人形は持主たる老小説家の内心の悪趣味ぶりと作品全体の不穏さを効果的に表している。
マイケル=ケインが扮装するクラウンの醜悪さも然り。
こうした小道具類の古めかしさと無粋さもオリジナル版の評価の高さに相当程度貢献しているのではなかろうか。

そして物語だが、妻を寝取られた老富豪の手酷く陰湿な仕返しと侮蔑に対し完敗したかに見えた若いプレイボーイが、中盤から思いもよらぬ猛反撃に転じていく...。
まるで「ミステリーとはこういうもんだ!」とでも言いたげな、どんでん返し展開の醍醐味のお手本のような味わいである。

それにしてもこの作品を観終わってつとに感じるのは、伝統的英国人気質の業の深さ。ゲームとプライドが何よりの生きがい。
狂った「ゲーム」に敗れた側が己の誇りを踏みにじられて憤懣やる瀬無く暴力装置に頼り、悲劇的な結末を迎える...。
キリスト教の七つの大罪をモチーフにした連続殺人がテーマのD・フィンチャー監督の『セブン』も思えばそんな結末か。
今日日の時代でも、己のちっぽけな自己承認欲求というプライドを満たすため、「新人」という会社の財産を「指導」の名目でいたぶるパワハラ上司は何処にでも居る。
人間のプライドってホントに恐ろしい。

それにしても、最後に声を大にしてツッこみたいのがこの邦題『探偵/スルース』。
作品としての完成度の高さに対してそのまま過ぎてあんまりというか......「総統フューラー」ばりのネーミングの適当さでタツノコプロもビックリじゃなかろうか。
aca

acaの感想・評価

3.5
悪意のおもちゃ箱ってかんじ。公開当時に観たら感銘を受けたかもしれないけど、こちらがスレたのかハードル上げすぎたのか。1番驚いたのは、マイケル・ケインがジュード・ロウに、角度によってはそっくりだった事かな…。とはいえ、2人の演技も、美術面も良かったです。
るる

るるの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

渋谷TSUTAYAにてVHSレンタル
リメイクのスルースを先に見ていたのでこの作品のミソである部分に驚きはなかったのだが…!そのあとの立場逆転が凄い!!
先にリメイクを観ていなければもっと楽しめたのに…と後悔
ティンドルの復讐心がとにかく凄い
けれど最初はあんなに怯えていたティンドルがここまで役に入り込めるか…?というのも疑問を持つ部分でもある
リメイクは美容師じゃなく俳優という設定があったのでスイッチが入ったとわかりやすかったのですが…
逆に推理小説家として名高いワイクがただの美容師に振り回されて架空と現実の「ゲーム」の違いを見せつけられた所が面白かった
警察が本当に来たのでティンドルがワイクに話したことがどこまでが本当でどこまでが嘘なのか分からない結末も良かった
役者2人でこれだけ面白い作品なんてなかなかないと思う
ぱっと浮かばない
VHSでしか観る手段がないのが本当に残念
シェイクスピア俳優のローレンス・オリヴィエとまだ若かりし頃のマイケル・ケインの新旧英国の演技派同士がぶつかり合う密室の心理劇。ロンドン郊外の豪邸で暮らす老作家アンドリューは妻の愛人の美容師マイロを呼び出し、宝石強盗を演じさせ、うまくいけばマイロには浪費家の妻を養う大金が入り、愛人のいるワイクには保険金が転がり込むという交換条件を持ちかける。

そこから互いのプライドをかけた巧妙な罠と騙しあい、トリックや謎解き、どんでん返しが展開される。ロンドン、ニューヨークで大当たりをとった原作A・シェイファーの舞台劇を映画化。ラストのオチとカラクリ人形を用いた演出、迷宮に誘うようなオープニング映像から引き込まれる二人芝居の演技合戦が見ものです。DVDは発売されておらず、VHSでの視聴です。
April01

April01の感想・評価

4.9
最高~!

これはネタバレ厳禁。
肝心のところは書かないけれど、とにかくすべてが素晴らしい
私好みの映画。

とにかく、私は、全然、気づかなかった!
そして驚いた!

ストーリーだけでなく、部屋の装飾の美術、オープニングとエンディングの形式美などを含め、本当に一言で言えない素晴らしさ。

俳優の演技が最高レベルなのは言うまでもない。

アカデミー賞、無冠なんだ~。

「ゴッドファーザー」、マーロン・ブランド・・仕方ない、かな。

この年は「キャバレー」もあり、
「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」も外国語映画賞。
濃いな~。。。
M

Mの感想・評価

4.0
リメイク版も洗練されて面白かったが、こちらも更に面白い。基地の効いた洒落た会話、セットのアンティークも見ていて楽しめた。
リメイク版のジュード・ロウと本作のマイケル・ケインがすごく似ていた
No.547[140分の痴話喧嘩] 50点

新年早々に"会話の魔術師"マンキーウィッツの遺作である本作品を見たわけだが、どうも感情が沸かなかったので放置していた。というのも、オリヴィエとケインが寝取った寝取られたという話を騙した騙されたに変換してパワーゲームに興じるのはいいとしても、それを淀みない会話で紡ぐのもいいとしても、その淀み無さが逆にあざといというか何というか。ギリギリ映画であってギリギリ舞台である感じに混乱している。まぁ普通に面白いんだが心には残らないだろう。
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