探偵スルースの作品情報・感想・評価

「探偵スルース」に投稿された感想・評価

めっちゃ面白いってわけではないけど、ローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインという二人のみのキャストで長編映画(というか中編×2って感じだが)を作り切っただけで賞賛に値する。

でもアカデミー賞でマンキウィッツが監督賞候補になったのは遺作になりそうということでキャリアを讃える意味合いが強かったのだろう。(事実これが遺作になってしまったし)
ワン

ワンの感想・評価

4.0
🤡老推理作家のワイク(ローレンス・オリヴィエ)は若いイタリア人の美容師マイロ(マイケル・ケイン)に自分の妻を寝とられたことを知る。
ワイクはマイロを邸宅に呼びつけ浪費家の妻を食わせるためにと宝石強盗を演じさせるが…


舞台はほぼ邸内で出演者は二人だけ。退屈だろうなと思っていたら推理作家の語る計画に引き込まれました。ただ二人の名優が芝居がかっているのが嫌だった。台詞だけの芝居が続くので集中力が必要。騙されているのかそれともふりなのか…こちらも集中力が必要。

いちいち嫌らしいくらい挟まれるので人形の顔のカットが不気味。
mmm

mmmの感想・評価

3.5
会話劇の映画。ほぼ一室での撮影なんだけど、レイアウトで間を持たせる努力を感じた。でも2時間も集中力は続かなかった。
序盤のギャグパートからヌルッとシリアスへの転調は見事。
発砲してからの説明せずに場面が変わる省略は脚本の妙。うっかり騙された

あと冒頭の庭の迷路っていう仕掛けがイイね。
yadakor

yadakorの感想・評価

2.0
正直、見てるのがきつい作品かな
あんまり魅力的な部分も見出せなかった
80分くらいならあるいはテンポよく見ることができたかも
老推理小説家とその妻の愛人が「ゲーム」と呼ぶ心理的駆け引きを繰り広げる密室劇。
原題が『Sleuth』なので『探偵』のはずなのだが、『探偵スルース』という意味不明の邦題になっており、これが故意か偶然か不思議な雰囲気とミスディレクションになっていて味わい深い。
17万ポンドの宝石っていわれてもピンとこなかったので調べてみたら、1972年の1ポンドが約800円らしいので…えーと、13億6000万円!?
基本的に二人の男の会話だけなのだが、酒を飲んだりビリヤードをしたり部屋を移動したりなど絵変わりに気を使っているのがうかがえた。
最初は軽いユーモアサスペンスのノリなのだが、だんだんと雲行きが怪しくなっていく感じが不気味。
ローレンス・オリヴィエの雰囲気や顔、特に声が、筒井康隆に似てた。VHS。
舞台劇の映画化。舞台でみた方が数倍おもしろかっただろうと思う。
「sleuth=探偵」邦題がいまいちだけど、タイトルに騙された。
男のプライドを傷つけたら、女より怖い。
終始騒がしいし、長かった。疲労困憊で失神。
期待した程じゃないが面白かった。舞台を映画化したもので、登場人物が2人だけ、ほぼ室内の会話劇。普通なら、舞台でやればいいじゃん!となる所を、ギリギリの線で映画にしている。

例えば、冒頭の、ローレンス・オリヴィエがゲームの規則を説明するシーンなどは、2人がビリヤードに興じながら説明が行われ、高速の台詞回しと玉の運動の矢継ぎ早カットで、画面が停滞しないように工夫されている。

って言うか、ただ棒立ちで会話するだけのシーンがない。俳優の動きと重ねられてる。機械仕掛けの人形達も良かった。また、そいつらの顔のカットを効果的に挟むのがよいな!
マイケル・ケインがジュード・ロウと共演したリメイク版を観ている方が多いと思うが、オリジナルはこの1972年版。

老推理作家のローレンス・オリヴィエと彼の妻を寝取った若い男マイケル・ケインによる頭脳合戦を描く。二時間八分の長丁場を二人だけの会話劇で持たせちゃうのが凄い。

元々が舞台劇ゆえ、映画らしさにはちと欠けるが、ゲーム的な要素が詰まった作品であり、この手のジャンルが好きなひとにとってはタマラナイ映画だと思う。

ネタばらしになっちゃうので、内容はこの辺にしといて…

ちなみに監督は「三人の妻への手紙」「イヴの総て」「裸足の伯爵夫人」等で50年代ハリウッドの寵児だったジョセフ・L・マンキーウィッツ。

不幸なことに「クレオパトラ」の興行的失敗によりキャリアが低迷してしまい、作品に恵まれなくなったが、そんな時に作ったのが本作。

事実上、これがマンキーウィッツの遺作となったが、それでもアカデミー監督賞にノミネートされるなど大健闘し、キャリアの最後を飾る代表作となった。

とは言うものの、一時はビリー・ワイルダーと並び、ハリウッドを代表する脚本家兼監督として成した人にしちゃ、本作の脚本を全然別な人が担当している点について、ふと一抹の寂しさを覚える。
黒真珠

黒真珠の感想・評価

4.0
会話がいい。吹替えも字幕も同じくらい楽しめます。
この作品で、私のミステリーの好き嫌いの基準が出来たような気がする。
年に1度くらい見たくなります。
reif

reifの感想・評価

4.1
いい男が見たい(バンバンバン!)との切実な欲求で、買って一年くらい放置していた三十代のマイケル・ケイン。色香…。老獪な壮年と生意気な青年の男二人芝居で密室サスペンス。これは「セックスしないと出られない部屋」か、または「どっちか死なないと出られない部屋」でした。英語字幕で軽妙なやりとりの妙まで味わえないのが口惜しいところです。筋は追える。マイケル・ケインは若い方なのですが、全人類を混乱させようと後にマイケル・ケインが老けた方でリメイクされてます(若いのがジュード・ロウで)。つまり「マイケル・ケインのスルース」は二バージョンある、贅沢な。知らなくてそっち先に観ちゃったんだよね。こっちの方が全然いい出来。からくり人形たちが効果的に不気味でよいのです
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