
悲しくて甘くて美しい。
フランス映画にしてはわかりやすいというか珍しく気持ちが分かるというか(フランスの恋愛映画は基本共感はできない)でかなり好みだった。
愛するひとが自分の人生と世界を愛せないなん…
「記憶だけで生きていける?」
突然、恋人が自分のもとから去っていき(ほんとうは既に死んでいるのだけれど、彼女にその事実は伝えられない)、塞ぎ込む主人公。彼女の毎日はモノクロの世界で、彼との想い出の…
記憶にとどめておきたい言葉がどんどんスクリーンにあらわれてくるので頑張ってスクリーンを見つめていたのだけど、途中からは身を任せて観ることにしようと思い、ぼうっと眺めていた。記憶の断片をわたしたちに垣…
>>続きを読む本作は「不在」とともに生きることの困難さを描いた作品だと感じた。
冒頭の写真におけるジャンの少年時代の喪失、そして窓越しに映るジャンヌの表情は、その後に続く刹那的な世界の基調を決定づけている。
現…
「海辺の恋」に次いで鑑賞すると、やはり"終わり"への意識が強い。ギィが撮る物語は、すでに終わった過去として眼前に広がり、その黄昏時の美しさが横溢してる。主演2人、若くてカラー映えする瑞々しさだった…
>>続きを読むギィ・ジル2本目。
文字通り色のある世界と色の無い世界がジャンヌの中で同居しているが、思い出で生きられるかどうかの問いについてはいつか自分で気付くしか無い。そして色が反転した時、その美しい世界にまた…
意識的な映像が流れていた。壁の色、映される木の本数すらも、計算されたかのような。ベンヤミンのいう視覚的無意識とは別の、視覚的意識?といえば良いの?視覚的無意識の中にある無意識さえも意識されてるみたい…
>>続きを読む©1968 Machafilm