【鑑賞メモ】
雲の切れ間からの光。
霞んだ水平線。
水色の壁。
どのカットを切り取っても美しい。
まるでアートスナップを散りばめたような、完成された短いカットの連続。
フィルターがかかっているのか…
アバン・スタッフロールがお洒落な監督第1位をギィ・ジルに贈呈したいくらい、どの映画でも導入が上手い。大袈裟な身振り手振りと口調でパリの観光案内をする女性の言葉と、かつてのパリの風景を捉えたスチールシ…
>>続きを読むパリの日常のすべてに冷めている青年が、死んだ母親の記憶を求めて生まれ故郷のチュニジアに旅する様子を描いた、ギィ・ジル監督のドラマ映画。
ストーリーはほぼ語られないままに短いショットの連続で主人公の…
パリの夜の社交場で物質的で刹那的な生活の繰り返しをしていた主人公が、自分のルーツであり幼い頃に母を亡くした場所でもあるチュニジアに旅する話。
橋で歌われていた歌が、同じ日々の繰り返しによって気づかな…