鏡の女たちの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『鏡の女たち』に投稿された感想・評価

Anne
4.0

戦後日本映画を代表する映画作家・吉田喜重の遺作長編。

お恥ずかしながら、最初は誰の作品かも知らずに観た。古い作品ということもあり、24年前に失踪した娘との再会や、記憶喪失だったという展開から、「昔…

>>続きを読む
aopon
3.5
この監督らしい不穏な空気感での
女たちの物語は見応えがあった。
反戦というメッセージもいい。

松竹ヌーヴェル・ヴァーグを代表する前衛芸術派・吉田喜重監督の遺作。
3世代の女性の葛藤や記憶を通して、広島の原爆という重いテーマを扱う。
撮影は中堀正夫。
音楽は原田敬子と宮田まゆみ。
(2002、…

>>続きを読む
Ogi
2.5
昔とだいぶテンポと言うか、作風は変わった気がするが、吉田喜重の雰囲気は映像から出てる気がする。
1990
-
不協和音は連なる
お互いの記憶をすり合わせるように
なぞるように、重ねるように
同じ時間を過ごす
語り、聴き、話す


忘れることと思い出すことは
人間にとって何を意味するのか?

吉田喜重の遺作である。吉田の監督・脚本・編集だが、山田正弘や、別役実、石堂淑朗、田村孟の不在は本作の物足りなさの原因であり、致し方がないことではある。吉田喜重らしい作品は「戒厳令」(73)までだと思…

>>続きを読む
1回目:2024年11月 3日
2回目2025年 8月15日

吉田喜重監督作品。吉田監督の遺作であり、室田日出男さんの遺作でもある本作は原爆と3世代に渡る女性たちを描いた反戦映画となっている。吉田監督の作品なので、いつも通り画がきまっている。岡田茉莉子さん演じ…

>>続きを読む
3.0

本作は“記録”と“記憶”の映画だと思う。3世代の女たちの、アイデンティティを探る旅。そこでは、様々なものが記録として残っている。

母子手帳、戸籍、写真、文献、DNA。そこに記された名前、写っている…

>>続きを読む
4.5

洗練されスタイリッシュな映像感覚は、過去の作品からの流れを感じ、高級感ある映像だった。この作品の話しの展開は過去の作品より幾分分かりやすいが、不穏なミステリアスな雰囲気が良かった。広島以後の展開は重…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事