樹氷のよろめきの作品情報・感想・評価

樹氷のよろめき1968年製作の映画)

製作国:

上映時間:98分

ジャンル:

3.8

「樹氷のよろめき」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

あの若かりし頃に、灰皿を投げつけた有名な演劇演出家が出てるのが、第一の驚きで、演技が下手だし台詞も棒読みで二度ビックリしてしまった😵💧鞠子様の肌が綺麗だったなぁ❤❤
otom

otomの感想・評価

3.6
雪深い北海道で展開される、岡田茉莉子と2人の男のドリカム状態のかなり面倒くさい三角関係。上がったり下がったりの繰り返しで苛々させられっぱなしだったのだが、後半はあまりの噛み合わなさ具合に滑稽で逆に面白くなってきた。吉田喜重の映像美は健在だが、演出としてはいまひとつ。
324

324の感想・評価

4.0
ここまで好いた妬いたでグズつくと楽しい。きっと本人たちが一番楽しんでる。いつもは観念的なものをパリッとした構図で絵画的に撮るから動きのイメージがあまりないが、今作の地獄の雪山ランデブーは面白い。
35で顔がパンパンになってきた岡田茉莉子が元カレと今カレに付きまとわれる話で、かなり面白い。
心象風景としての雪景色に、垂線、フレームに懲りまくったいつもの喜重ではあるが。
室蘭の駅のシーンと窓からの粒子の粗い真っ白な光線が好きだなー。
まさかあの灰皿を投げる演出家が出てるとは!Σ( ̄□ ̄;)北海道が舞台の作品なので北海道民には嬉しい。音楽もお洒落で素晴らしかった。
大体267カット(集中して観るとカウントするのをついつい忘れるので適当)

白銀世界と闇がモノクロによって、より美しく表現されている。
手持ちでそこそこ動くカメラワークが多用されていて、会話している2人だけでなく周囲の情報も楽しめる。
車窓や鏡を通した演出も散りばめられており素晴らしい。

ストーリー的には直接的な愛か、それを介さない愛か。さあどっち!
m

mの感想・評価

3.5
監督が自らをフェミニストだと言っているのが納得できるような映画だった。とにかく岡田茉莉子をきれいに撮ることに徹底している。
相手役が蜷川幸雄ということに驚いた。ラーメンズの小林賢太郎にしか見えなかった。
mingo

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3.7
「さらば夏の光」に引き続き、岡田茉莉子主演多いなと思ったら、吉田喜重結婚しとるんか〜いっ。
夏の光ではヨーロッパが舞台だったが、本作ではタイトル通り雪・氷の世界、北海道で展開される。札幌→支笏湖→室蘭→ニセコと移動し、それぞれの場所性も描かれ、特に室蘭の製鉄所での下から吹き上げる煙の不気味さは吉田演出がひかる。室蘭いつか行きたいんだよな〜

テーマは精神的愛と肉体的愛、どちらが良いとか悪いではないがその2つで揺れる男女の三角関係。蜷川幸雄(肉体担当)のセリフが臭すぎて笑えるのだが、木村功(メンタル担当)の謎の落ち着きも笑えて、非常に面白い。

映像学科の進級制作とかでメンヘラ女子が撮りそうな映画だが、松竹ヌーベルバーグが1人吉田喜重ここにありと言わんばかりの仕上がりである。衣装もこれまた森泉のおばあちゃんが担当している。

ひとつマイナス点をあげるとすれば、終始流れる単調なテーマメロディがうぜえ…おフランスにはなれないから…ルイマルの映画だったらアリなメロディ。
uemiki

uemikiの感想・評価

4.2
京橋フィルムセンターにて。
邦画で見る初めての感覚。上映時に、吉田監督と岡田茉莉子さん本人に監督の本にサインを頂き、握手。とっても柔らかい雰囲気のお二人で、なんだか映画が更に好きになりました。サルトルも好きになりました。私の人生に大きな影響を与えて下さった大切な作品です。

蜷川幸雄さんが演じてるの初めて見てびっくり笑
雪降りしきる冬の北海道を舞台とした作品。三十過ぎの女と、その女と行きずり恋に落ちた男、その女の昔の男で不能から回復した男。単調なリズムのBGMと荒れ狂う風の音の中で描かれる破滅的な三角関係。

寒さも暖かさも含めて凄く温度を感じる映画だった。
寒さは寂しさ、人肌の恋しさ、空虚な心を感じさせる。暖かさからは安堵や希望を感じた。
寒い町で、心も体も暖かさに飢えていた人達の悲劇。

吉田喜重の作品て岡田茉莉子主演が多いなーとか思ってたら、結婚してるんですね。知らなかった。
道理で一段と美しく撮られてるわけだ。
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