AA 音楽批評家:間章の作品情報・感想・評価

「AA 音楽批評家:間章」に投稿された感想・評価

青山真治による音楽ドキュメント。こんな記録の仕方があるのかという発見に満ちた野心的音楽批評であり、映画批評といえる。

楽しみにしていた『AA 五十年後のアルバート・アイラー』もようやく購入できてとても嬉しい。この映画と合わせて考えたい。

音楽について語ろうとするとどうしても文学や政治やら何かを経由せざるを得ないもどかしさがあるので、音楽について語り、書ける人は本当に尊敬する。

青山真治とは映画の話よりも一緒に音楽の話をしたい。
池袋のコミュニティカレッジで、青山真治と町田康がトークショーするっていうんで、当日空いてるかきいたら大丈夫だとのことなので受講?した。

一見ドキュメンタリーで、話し手はみかけたことのあるような人もいるんだけど、何の話してるのか最初はさっぱりわからない。どこの誰さんが話してるのか字幕すらでない。
フリージャズの話なのか?フリージャズのことも全然わからないし。
そういえば、町田康は阿部薫の映画を主演してたなあ、とそんな話しなのかと、でもそうでもない。何なのこれ…。

1回目2回目と終わってトークショー。
青山監督は、大切なことを伝えたい、あの時代にあった批評と批評家の面白さ、今は批評は死んだと。
音楽批評が、こじつけで、特にフリージャズに意味なんてないのに、意味があるみたいに批評する、そういうのがもう成り立たないと。(ちょっと違うかも笑)
町田康は、映画なら、まだ編集されているから批評ができる、というようなことは言ってた。

たくさん出てくる批評家の名前もバックボーンも説明がない、解説もない、字幕もほとんどない。とても不親切なつくりに意図は?と参加者から質問がある。
青山監督は、情報量が多すぎるから、あえて名前も入れなかったとのこと。

トークショーまで聞けば、何をしたかったのか、自分としてはわかるように思えた。時代や作家が大切にしたいことを収めるのは映画の仕事だから、これはやっぱり映画だったんだな。

すごい長いので、観るには覚悟が必要です笑

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