ここに身を隠させる/ここから暴力を放つというトーチカの持つ機能的両義性を時間と空間それぞれの軸で重ね合わせる複雑な手つきが、ざらついた困難さを伴ったまま現れていた。
男がかつて目撃し、語り、女と…
防波堤で延々話すシーンのカメラと編集が狂ってる。あそこ永遠に見ていたい。菅田俊が煙草に火をつけた瞬間に煙突に繋がるところもめっちゃかっこいいけど、長回しは心からは乗れず。トーチカの窓が切り取る根室の…
>>続きを読む知人に教えてもらい上映会にて。
トーチカという戦争遺跡も知らなかったので、その存在含め興味深く鑑賞した。久しぶりに上映室で観たこともあって、眼差しと時間が歪むような構造の仕掛けや緊張感のある話の流れ…
めっちゃ面白かったです。
荒野に窓一つ扉一つの箱があれば映画は面白くなり得るということ(波もあるし女と男もいるけど)
戦争のために建てられて結局使われなかった建築は、カメラとして、部屋として、壁…
ものすごいものを目撃した
どれほど死に肉薄した生活を送っていたら、もしくは死について考え続ける困難さをどのようにハンドリングすれば、「創作」という生的な作業をこの完成度でできるまでに至るのか想像を…
異常な長回し。正気とは思えない。ストローブ・ユイレ味。万田邦敏味。『8 1/2』味。スタンダードサイズの意味。軽トラ。追いかける犬。犬映画。人物は画面正面。藤田陽子の赤い防寒服。菅田俊は背中の印象。…
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