妻よ薔薇のやうにの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『妻よ薔薇のやうに』に投稿された感想・評価

戦前の作品なのだが関東大震災後の映画なのに東京はビルが乱立する世界だった。国産の映画女優第一号とい千葉早智子(成瀬監督と結婚)はモダンガールでエンタメ要素もある。父が地方妻を作る話なのだが、東京の今…

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10年もの間自宅を離れている夫のことを想っては歌に詠み、忍ぶ気持ちをインスピレーションによって表してきた妻の悦子。しかしいざ娘の君子に連れられて夫が帰ってくると、その態度はつっけんどんになり、夫婦の…

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S
3.5

時々見られる口語のカジュアルさ。会話に「インスピレーション」てワードが出てきて、時代感覚が狂う。

タクシーで目撃した父親らしき人物を探す際に突然千葉早智子のPOVになってカメラが左右にパンするのだ…

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4.0

このダメ父ちゃんの丸山定夫、一山当てようと夢見て長野の山奥で砂金探しに現を抜かし20年も帰らない、しかもそこで芸者上がりの女と子供まで作ってしまっている。ホントダメ父ちゃんを絵に書いたようなもの。

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カット割りのテンポの良さが驚異的で、話の内容はともかく、これは凄すぎる。いや軽くて良い。

1930年代の日本映画恐るべし。

決定的なドラマを作らない。冒頭から続く男と女のズレは最後まで戻らず、また同じ生活へ戻っていく。
「お母さんの負けだわ」という名台詞で締める今作は、その負け=冒頭とは違い直す事さえ難しくなったズレ、と…

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主人公が元気で魅力的ですね。
父親の優柔不断さのリアリティに比べて、本妻の描き方が類型だったのが惜しいです。
Saaaaa
4.2

妻として女として完璧になろうと目指す。
家事も仕事もこなし、美しく、感情を乱さない穏やかな気高いものを目指す。そうなると夫は少しの怠惰も許されない気がしてならなくなり、息苦しさを覚える。そうなると他…

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4.0

前半、家庭を捨てた父と孤独に苦しむ母という二元的な悲劇を提示し、後半でその背景を裏返す。
この表裏の両面を突きつけられることで、どちらが正しいか、という裁きの枠組みは揺らぐ。 視点の固定が善悪という…

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成瀬巳喜男の初期作。風雅を愛し気位が高く贅沢で生活力のない、薔薇のような正妻と、お勤めしながら家事もして婚約者とも対等な関係性を築くモダンな娘、本宅を気遣い日陰に徹してよく働き男を支えるたんぽぽのよ…

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