お見合いの席で原節子が顔をほぼ伏せていて、はっきり顔が見える時はリアクションで顔を上げた時という具合に、適度に気をもたせる。
原節子だと佐野周二が天女と喩えるのもわかる。佐野の浮かれ具合が可笑しい。…
★★★★★it was amazing
『お嬢さん乾杯!』 木下恵介監督
Here's to the Young Lady 【白黒】
ロマンス&コメディ
原節子 as 没落華族の娘
&佐野周二 a…
木下惠介監督の観る
戦後若くして成功した男性に
縁談が。その気無い彼は渋々
会うが現れたのは絶世の美女
一目で惚れてしまう彼だが
脚本 新藤兼人
繰り返しでまた観る
自分には不釣り合いなお嬢様…
邦画版『プリティ・ウーマン』に思える木下恵介監督のハッピーなラブコメ。原節子が没落華族の娘やす子、佐野周二が一代で財を成した自動車修理工場社長石津。お見合いで一目ぼれした石津は、やす子も結婚を承諾し…
>>続きを読む新藤兼人の脚本を、木下恵介が監督。没落華族の令嬢との縁談を持ち込まれた自動車修理工場の経営者。いわゆる戦後成金である。令嬢の家庭は、家が抵当に入り、父親は詐欺で刑務所に。結婚を躊躇するのだが。佐野周…
>>続きを読む自動車修理工場を経営する主人公(今でいえば、IT企業の社長みたいのものらしい)と、没落貴族の美女のお見合いコメディ。
全編にわたり、灰田勝彦の「きのう街で会った娘さんは♪」という可愛らしい曲で綴ら…
初めに自分は独り身で十分という石津を存外に好きだった。しつこく食い下がる目上の男をあしらうようなところも。
しかし恋に落ちて、それはそれで面倒さも抱え、あらあらという箇所もあり。自分が相手を思うよう…
身分違いの恋愛をコミカルタッチで描いており、見やすい。
なかなか2人の仲が進展せず、まどろっこしい中、2人で会話するこのシーンがたまらない。
「あの方を愛しております」
「愛してますじゃ駄目なんだ…
修理工と令嬢の恋の物語。
黒澤が新時代の女性像として撮り、小津が古風で保守的な女性像として撮った原節子。今作はやや小津よりだが、明らかに違うのが西洋の匂いを感じる女性だという事。能や歌舞伎ではなく…