クローンは故郷をめざすの作品情報・感想・評価

「クローンは故郷をめざす」に投稿された感想・評価

ka28mar

ka28marの感想・評価

2.6
いつか観たヤツ。クローンと記憶を扱ったSF。DNAのコピーだけでなく人の記憶も再生できるという設定→記憶と記録。
データとしてコピーできたとしても取り出す仕組みは謎。
人が人であるためのアイデンティティや魂のソレを科学は補完できるのか?
←暗喩とメタファーで観るものに問いかけるので観る人を選ぶ。
[R_SF]
脆くて美しいガラスのような映画でした。
全体を通して青い色彩が流れており、感情を静かにします。


クローン技術について考えるとか
そういうのは抜きにして、
純粋にこの映画の儚さを感じて欲しいと思います。


“僕がノボルだよ。死んだのはコウちゃんの方だよ。”
は今回のヒットセリフ。


ハリウッドでは出せない
日本のSF映画としての存在意義も高いと思います。




製作:2008年(日)
監督:中嶋莞爾、ヴィム・ヴェンダース
主演:及川光博
興味深い題材で、引き込まれた。
長回しの多用と非常にゆっくりとしたテンポで進む為、かなり忍耐力が必要だが個人的にはその遅さが雰囲気を作っていて良かったと思う。
ただ、最後の終わり方に疑問が残る。
霧、雨、今は亡き母と実家、ラストのススキ野と超タルコフスキー要素満載だけどきちんと日本の風俗に足をついた画になってるし、研究所と田舎の描写に徹するのも何十年経っても古びた画に感じさせない工夫を感じてすごく好感持てる

埋もれるには惜しい作品
初)ヴィムヴェンダース版SF映画。観てると小泉八雲の怪談の空気感を思い出しました。永作さん良かったです。彼女はこのくらいの出演時間でも存在感有り。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.9
今までで記憶と魂について一番考えさせられた作品。
あえて多くは語りませんし、積極的にオススメもしません…難しい領域ゆえに、無駄な説明描写は殆ど避けて、観客に感じ取らせるスタイルで、かなり哲学的でもある。
しかし、設定は秀逸で…映像はチープながらも申し分ない。
実に深く切なく見終え、ノスタルジックな夢の旅をした様な余韻で、正に記憶に引っ掛かり留まりそうな作品。
及川光博の静かな熱演に、石田えりに永作博美らの女優陣の巧みなサポートがいい。
映画fan

映画fanの感想・評価

1.0
久しぶりにしょーもない物を観てしまった。
睡魔と戦いながらの観賞。
永作博美の無駄遣い!
近未来の日本。不慮の事故で殉職した宇宙飛行士が最先端のクローン技術で再生されるが…。

静かなSFという感じの作品です。雰囲気は悪くないと思うのですが、思ったより点数が低いですね。そもそも鑑賞している人が少ない気もしますが…。

とりあえずタイトルが良くない気がします。半分ぐらいの人がこのタイトルで観る気をなくしているんじゃないかと思ってしまいます。もう少し良いタイトルがあったんじゃないでしょうか。

ジャンルとしてはSFですが、内容としてはもっと哲学的というかスピリチュアル的というか。クローンを題材に人の生死や魂というテーマを描いている感じがしました。

所々で観ている側の解釈に委ねるようなシーンがあるため難解で、またテンポもゆっくりなので人によっては退屈な映画かもしれません。逆に考察しながら難しく映画を観たい方にはオススメできるかもしれません。

個人的には悪くないと思う作品でしたが…やっぱりレビュー評価が物語ってますね…。
hyantaro

hyantaroの感想・評価

5.0
するっと観ちゃうとつまらない SF に見えるけど、ヨーロッパの宗教観に裏打ちされた映画のような骨太のテーマが見えてくる
全体の空気感がとても好きです
ススキ野原のシーンを見てると、当時、闘病中の忌野清志郎が自転車で撮影見学に来たエピソードを思い出す
☆☆☆★★

2009年1月12日 シネカノン有楽町1丁目
>|