グレインの作品情報・感想・評価

「グレイン」に投稿された感想・評価

nccco

ncccoの感想・評価

2.9
TIFFで。
プログラム担当がラブコールで招待した作品なので熱が入っているなと思ったけれど、これがグランプリ受賞と聞いてちょっと驚いた。

遺伝子系のテーマでSF風と書いてあったからテッドチャン的ストーリーを期待したんだけど、全然SFじゃなくて哲学系のアート作品でした。
主人公が謎を解くためにボーダーを超えるところまでは面白かったけど、それ以降は知識を試されるつくりで、個人的にはかなり単調でした。

印象に残る「息吹か?穀物か?」という台詞は、現代トルコ語の起源となった、詩人ユヌス・エムレに由来するものだそうで、息吹が精神を、穀物が物質を表すという。このあたりの背景を知っていれば深みのある作品だっだと思うけど、正直知識不足で観ている間は理解できない部分も多々あったので残念。

遠景シーンがいつまでも印象に残るモノクロ映像の美しさは素晴らしかったです。
ジャン=マルク・バールが主演ということで鑑賞した。SF映画だが現代の社会問題を念頭に置いた設定は上手く作られている。だが、白黒で台詞も少な目な為か途中で居眠りしてしまった。
第30回東京国際映画祭のグランプリ受賞作品。
遺伝子改良を施し栽培していた穀物がある時一斉に遺伝子不全に見舞われる。その原因を調べるうち、過去にこの事態を予測していた一人の学者の噂を聞き、主人公は彼を訪ねる旅を始める…というストーリー。
作品は様々なことを主人公や観客に投げかける。物質だけを追い求めていく先にはどんな未来が待っているのか。物質よりも大切にしなければならないものは何なのか。息吹か、穀物かーー?
監督が世界を巡るうちに見てきた現状から問題意識を持ちこの作品を作ろうと思ったこと、今回の撮影ではロケ地が様々だったのでそれぞれの街のテイストを揃える目的もモノクロにはあったこと、劇中での重要な問いかけである「息吹か、穀物か?」の台詞はトルコの詩人の言葉に由来する等、QAで伺った話も非常に興味深かったです。
映画の中で出てきた、空腹にどうしても堪えなければいけない時は胃のあたりに石を紐で巻きつければ紛らわせることができるという解決策は地味に便利そうなライフハック。仕事中にお腹が空いたら実践したいと思います。
悠

悠の感想・評価

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東京国際映画祭グランプリ作品。

「我々が生きる一瞬一瞬が世界に害を与える原因となっている。過剰消費や過剰資本主義など・・・。人生を、そして人間性を大切にしよう。どこからやって来て、どこに向かっているのかを理解しよう。わたしはひとりの監督として大地に、種子に、自然に尊敬の念を込めて、この映画をつくることを心がけた。神がわたしにこの映画をつくる機会を与えてくださった」

GRAIN
モノクロで描く退廃した地球を舞台に、民族、環境、信仰、さらに人類のエゴetc壮大なテーマが見え隠れするSF作品だった。おっさん二人、時に抽象的な映像差し込まれ、その独特の世界がツボった作品だったが、ちょくちょくよくわからなかったので再見したい。2回見るにはしんどい…
Naoya

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2.7
食料危機に見舞われている、荒廃した世界が舞台のSF作。荒廃した世界で、穀物の栽培を救う遺伝子操作を求めて、種子の遺伝学者が旅立っていく。モノクロだからこその、荒廃した世界、退廃した雰囲気がよく出てる。SF要素はあるが、ロードムービーのような雰囲気。主人公が血気盛んな若者や、選ばれた人間ではなく、一人の科学者という設定も味がある。ダークなディストピアを描いた作品としてもあり、モノクロながらのアートな要素も漂う作品。SF作であり、様々な近代的な要素も混ざる、近未来作。地味だがSF作らしい不穏さがありつつ、壮大な雰囲気もある。物語に対し全ての説明があるわけではないので、答えを求める人には不向きな内容でもある。
mosfilm

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3.0
冒頭は旧ソ連のSF作品風。 白黒映像と観念的な展開、水が土に等々 明らかにタルコフスキーを意識しまくってる作品。 言いたい事はわかる(気がする)が、ちょっとやり過ぎ?
久しぶりに見たジャン=マルク・バールは・・・はじめ気が付かず(苦笑
汚染されてない土の場面で福島原発事故を思い胸に迫り圧倒的だった。私にとってはそれが全て。だからグランプリに賛成。
スー

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3.6
東京国際映画祭にて鑑賞。
グランプリ受賞作品。
トルコのブレードランナーとも言われる、近未来の荒廃した世界が舞台。超絶難解なSFアート作品なので、好き嫌いはキッパリ分かれると思う。途中で帰っちゃった人もいたし。私は2回見たけどわかったようなわからないような掴み所のない作品です。監督のQAも聞いたけどやっぱりなんだかよくわかってないと思う(笑)
でも難しいなりに想像力を掻き立てられるので、私は意外と好きです。全編白黒のなんともいえない雰囲気やビジュアルが好み。
中盤からおじさん2人が荒野を彷徨うシーンはなんだかジワジワきました。
リアルな近未来は、ブレードランナーよりこっちの方な気がする。

息吹か、穀物か!

このレビューはネタバレを含みます

総じて良く分からなかったけど、CGほぼ不使用というのは驚いた。
そしてなぜ汚染していない土は探せても、汚染されてない水探せてないから意味ないじゃんという友達のコメントには100点をさしあげたい。
色々突っ込みどころが多かった。