ブニュエルがカルロス・アルコリサの戯曲『苛烈な男ドン・キンティン』を映画化。浮気妻を追い出したキンティン。娘はあんたの子じゃないよ、と言われ、娘と疎遠に。しかし自分の子と知り、娘を探すが…。
ブニュ…
かなりぶっ飛んだホームドラマ。不倫した妻にブチギレ、娘を自分の子供でないと勘違いした夫が赤ん坊だった娘を見知らぬ家に預けてしまったまま20年以上時を経てカジノを経営してるが、仮にも主人公がこんなに嫌…
>>続きを読む面白いことは面白いんだけど、さすがにストーリーがご都合主義的過ぎる気がして、ちょっと乗り切れなかった。ラストも主人公周辺の人たちはハッピーエンドだけど、ちょっとそれ以外の部分のところが気になってしま…
>>続きを読むブニュエルにとっては喜劇も悲劇も一緒と痛感させられる。この馬鹿馬鹿しく都合いいドタバタ劇と『忘れられた人々』の悲惨劇の間には何の差もない。幸運な男は生き延びて、不幸な男はゴミのように殺される。最後、…
>>続きを読むおじさんたちのセリフのシュールな笑いとか、声だけで年月の経過を表す表現など、シンプルと言えばシンプルだけれど誰でも思いついて使いこなすことはできないような要素が沢山散りばめられていて、面白かった。
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