そこかしこに含蓄のある映画だと思った。
人種のサラダボウル、アメリカの差別問題は根深く30年以上も前の映画とは全く思えなかった。
トレのお父さんがいい味を出している。
人種だけでなく宗教、戦争など…
冒頭で流れる黒人による黒人の殺人の多さについてのテロップ
その後にでかでかと映し出される真っ赤な"STOP"の道路標識
見慣れているはずのただの道路標識が文脈を持ったとたんに違う見え方をしてくる、、…
暴力が蔓延る社会で感情的にならず冷静に不条理・不公平に気付くのは難しいと思う。 暴力は強くなれば何でもできてしまうから、その力に甘んじて大抵の人が障害に対して短絡的に解決しがちになる。特に銃などの武…
>>続きを読む日常に普通に銃がある生活考えられないな。最初のテロップ、米国で黒人が殺される率は20人に1人で犯人の大半が同じ黒人によるものだというのが意外だった。
犯罪多発地区で育った子どもはほぼ確実にグレる。そ…
劇中でも線路のシーンがオマージュされている通り、正しく"アフリカン・アメリカン版スタンドバイミー"。
ただし、より閉鎖的で暴力的…スタンドバイミーではせいぜい郵便ポスト野球をする程度の不良兄貴です…
いつ誰が殺されるんだ⁉︎という緊迫感があって引き込まれた。日常的な中に凶悪犯罪があるからこその緊張や恐ろしさが垣間見える作品だった。
みんなが父親みたいな考え方だったら…と願ってならない。
ダウボー…